歴史書店 三冊堂(第10回)

あなたもタモリ!?東京に残る「江戸」を発見する本

2014.10.31 Fri連載バックナンバー

 今や世界中にその名が知られている日本の首都・東京。ニューヨーク、ロンドンとともに世界三大都市に数えられるほど、大都市に成長しました。宇宙から見た東京は真夜中でもピカピカ。国際線の飛行機パイロットたちが、どこまでも続く関東平野の夜景に仰天するという話もあります。2020年にはめでたく東京オリンピックの開催も決まり、東京は世界の注目が集まる国際都市です。

 しかし、この世界有数の大都市も、ほんの150年ほど時を戻すと、ちょんまげを結った侍たちが闊歩していました。明治維新は1868年に起こったので、150年前というとまだ開国さえしていません。当時の都市の呼び名は東京ではなく“江戸”。300年の太平の世を築いた江戸幕府の中心地・花のお江戸だったのです。

 そんな江戸の面影を求めて、江戸散歩が静かなブームとなっています。きっかけは、2008年から2012年にかけてNHKで放映された『ブラタモリ』。街歩きが趣味というお茶の間の顔・タモリさんが東京の街を歩きながら、江戸や明治の面影にふれるという、バラエティ番組でした。

  最近ではパワースポットブームもあいまって、お寺巡りや神社巡りを行う女性も多くなったとか。東京メトロが発行しているフリーペーパーにも、各駅最寄りのお寺や神社、老舗のお店などが紹介されています。

 ですが、江戸散歩は決してお寺や寺社巡りだけが醍醐味ではないのです。

 建造物以外で江戸時代から受け継がれているものというと、“道”があげられます。意外に思われるかもしれませんが、東京の主要な道路は江戸時代に整備されたものを再利用しているのです。『ブラタモリ』でもこの“道”に注目。現在走っている道や坂から見えた、江戸時代の風景を、CGで再現するという演出が登場しました。

 けれど、個人で江戸の風景をCG再現するなんてことはできませんよね。そこで、江戸の景色を想像させてくれる、2つのアイテムをご紹介します。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

土方歳三、北へ――京都以降の新選組をたどる
かみゆ歴史編集部

かみゆ歴史編集部

歴史コンテンツメーカー

歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史・世界史全般、アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『日本の山城100名城』(洋泉社)、『一度は行きたい日本の美城』(学研)、『戦国合戦パノラマ図鑑』(ポプラ社)、『系図でたどる日本の名家・名門』(宝島社)、『大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)、『国分寺を歩く』(イカロス出版)など多数。お城イベントプロジェクト「城フェス」の企画・運営、アプリ「戦国武将占い」の企画・開発なども行う。公式サイトはwww.camiyu.jp

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter