続々登場!景色も料理も楽しめる「観光列車」の旅(第3回)

新潟の地酒が堪能できる列車「越乃Shu*Kura」

2014.08.22 Fri連載バックナンバー

 出張中のビジネスマンが移動中の列車内でワイワイビールを呑む。夕方以降の新幹線でしばしば見られる光景です。「仲間と一緒に車内でお酒とつまみを楽しむ」。車の移動では味わえない、列車移動だからこそできる特権です。読者の中には、列車で呑むお酒を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?

 そんな、お酒好きにはたまらない「お酒を呑む」こと自体を目的にしたJR東日本の観光列車が2014年5月2日に地酒王国「新潟」からデビューしました。列車名は「越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)」。「越乃」は越後を、「Shu」は酒を、「*」は米、雪、花を、「Kura」は蔵を表しています。

 列車は「1号車:びゅう旅行商品専用車両(定員34名)」「2号車:イベント車両」「3号車:リクライニング車両(定員36名)」の3両編成から成り、気動車を改造したもので、外観のカラーには「藍下黒(あいしたぐろ)」という日本の伝統色が使われています。

 金土日曜日を中心に運行します。運行ルートは3通りあり、高田~直江津~長岡~越後川口~十日町を運行する列車を「越乃Shu*Kura」、高田~直江津~長岡~越後川口~越後湯沢を運行する列車を「ゆざわShu*Kura」、高田~直江津~長岡~東三条~新津~新潟を運行する列車を「柳都Shu*Kura(りゅうとしゅくら)」と、運行日に応じて経路にバリエーションを持たせているのが特徴です。

 

新潟県の地酒と日本海の絶景を楽しむなら「びゅう」プラン専用車両がおすすめ!

 車内では、厳選した新潟県の地酒の唎き酒を存分に楽しみながら移動します。イベントスペースでは、ジャズの生演奏や、新潟県の地酒の蔵元のスタッフ直々の地酒のお話や試飲ができ、お酒好きにはたまらない列車に仕上がっています。

 全席指定席なので、乗車券に乗車日の1カ月前から発売になる「指定席券」が必要になります。しかし、せっかく乗るなら、お酒と一緒に「越乃Shu*Kura」オリジナルメニューの食事も楽しみたいところ。JR東日本の旅行会社「びゅう」で申し込むと、往路と復路で異なる食事メニューが楽しめ、ウエルカムドリンク、地酒2本セット、呑みくらべクーポンがつくのでお得感いっぱいです。びゅうのツアー料金は片道6,200円からと、地酒も食事も楽しめて移動もできる点で、とてもリーズナブルな料金設定と言えるでしょう。

 シーズンごとに変わるオリジナルメニュー「水と大地の贈り物」が往路は朝食、復路は昼食として用意されています。地酒によく合う和食には、新潟の名産「栃尾の油揚げ」「一夜干しするめ」などもメニューにあり、列車にいながらにして地の物を味わうことができます。食事には「日本酒カクテル」「越乃Shu*Kuraオリジナル大吟醸酒」「新潟県の地酒」の3種類が用意されており、さらに2号車で楽しめる5種類の地酒を楽しむ「利き酒」に利用できる「Shu*Kura呑みくらべクーポン」が3枚ついているので、好みの地酒を1杯から3杯呑むことができます。… 続きを読む

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中嶋 茂夫

中嶋 茂夫

株式会社中嶋商店代表取締役、阪南大学客員講師、鉄道ジャーナリスト、鉄道写真家

地域活性化をテーマにしたローカル線と、豪華寝台列車をはじめとする観光列車の観光効果をウォッチしている鉄道ジャーナリスト&鉄道写真家。「カシオペアVSトワイライトエクスプレス(洋泉社)」など著書多数。http://tetsubiz.nakajimashigeo.com/

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