ブラジルW杯に挑む日本代表(第1回)

大久保嘉人選出で攻撃に厚み

2014.05.28 Wed連載バックナンバー

 4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ(W杯)2014ブラジル大会の開幕まであと3週間となった。日本代表は6月15日午前10時(日本時間)、アフリカのコートジボワール代表を相手に、今大会における戦いの火蓋を切る。当面の目標となるのが、2010年の南アフリカ大会に続くグループリーグの突破であり、その時も2002年の日韓大会でも成し遂げられなかったベスト8入り。5月12日にザッケローニ監督が発表した23人の日本代表メンバーが、いまだたどり着けていない高みを目指す。

 

ザッケローニ監督の信頼映したメンバー

 不変にして不動。ザッケローニ監督が選んだ日本代表メンバーは、4年前に監督となったときに披露したサッカーを曲げずに続けてきた成果を、そのまま出そうとしたものだといえそうだ。2010年10月8日の対アルゼンチン戦で森本貴幸をワントップにした2列目に並んだ3人は、左から香川真司、本田圭佑、岡崎慎司と今大会でも同じポジションに入りそうなメンバー。守備的ミッドフィルダーは長谷部誠に遠藤保仁で、コンディション次第ではあるが、やはり今大会で起用されそうな2人だった。

 4年がたって、遠藤が所属するガンバ大阪はJ2落ちからのJ1復帰を経験し、遠藤自身もかつてのような圧倒的な存在感を見せてはいない。長谷部も所属するブンデスリーガのニュルンベルクの2部降格が決まり、自身もケガで十分の活躍ができておらず、ザッケローニ監督の期待に応えられるのか、不安視する向きも少なくない。

 代わりとして、守備的ミッドフィルダーの位置に入れそうな選手は山口蛍、青山敏弘の2人だけで、ここ数年、ザッケローニ監督に起用されていた細貝萌選手が外れたところに、監督の遠藤、長谷部の両ベテランにかける信頼の厚みが伺える。4人いれば十分。そんな判断が前線の駒を増やして、攻撃力を高める代表選考へとつながった。

 結果、サプライズが起こった。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

産経デジタル

産経デジタル

産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter