今のうちに乗っておきたい!消えゆく寝台列車(第1回)

新幹線開業で廃止の噂も!?「北斗星」「カシオペア」

2014.05.14 Wed連載バックナンバー

 新幹線、LCC(格安航空会社)、高速バスが全国に普及するなか、1970年代に全盛期を迎えた寝台列車は今や衰退の一途。この3月に定期運行を終えた「あけぼの」に続き、他の寝台列車も存続が危ぶまれています。

 今回からスタートするのは、こうした消えゆく寝台列車を惜しみ、「乗ること自体を目的とする」旅の魅力を伝える新シリーズ。第1回は、東京と札幌を結ぶ「北斗星」「カシオペア」を紹介します。

 

目覚めると北海道!上野駅を発着する唯一のブルートレイン「北斗星」

 1988年の青函トンネル開通に合わせたデビューした寝台列車「北斗星」。現在、上野駅を毎日発着する唯一のブルートレイン(青色の塗装の寝台列車)になっています。

 上野発の時刻は19時3分。平日、仕事を終えてからでも乗車可能なダイヤです。新幹線なら新青森まで約3時間の道程ですが、「北斗星」は在来線の東北本線、IGRいわて銀河鉄道線、青い森鉄道線を一晩かけてひた走り、早朝に青森駅で方向を転換した後、5時頃に青函トンネルを通過(所要時間約40分)します。函館からはディーゼル機関車二両(重連)による牽引となるため、その迫力ある姿をカメラに収めようと、多くの乗客がホームに下車します。噴火湾(内浦湾)、有珠山など雄大な風景の中を列車は走り抜け、11時15分に札幌に到着します。一方、札幌発は17時12分と少し早めに出発し、9時38分に上野に到着します。

 いざ実際乗車してみると、車両内の設備機器はかなり老朽化し、電源コンセントは、A寝台ロイヤルと各車の共用洗面所にしか設置されていないので、スマホなどの充電では不便を感じるでしょう。しかし、21時以降予約なしで利用できる食堂車のパブタイムで一杯飲んだり、6号車の半室ロビーでソファに座って寛いだりなど、寝台列車ならではの楽しみを満喫すれば、忘れられない旅になることは間違いありません。

 シーズンオフの平日は、空きがあるようですが、週末や夏休みなどの繁忙期は、1カ月前の指定券発売開始後、人気の客室はすぐに売り切れることも多いようです。… 続きを読む

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黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター&コピーライター、ディレクター

広告制作会社から独立後、フリーランスライターとして新聞、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで活躍。得意分野はIT、オーディオ、自動車、教育、保険、住宅など。取材・執筆をはじめキャッチコピー、ネーミング、販促企画、翻訳リライトなど多様なライティングニーズに対応可能。
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