ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第62回)

一度食べたら忘れられない!インパクト大なラーメン

2016.10.29 Sat連載バックナンバー

 ラーメンには醤油・塩・味噌などの「味分類」以外に「あっさり」「こってり」などのジャンル分けもある。

 しかし、中にはそんなジャンル分けが不要なほど、インパクトの大きなラーメンが存在する。今回は「パンチが効いてる」といったキーワードが似合いそうな、インパクトの大きなラーメンを提供する4軒を紹介する。

 

謎のメニュー名!看板も暖簾もない取材拒否店「一条流がんこラーメン 総本家(東京メトロ丸ノ内線『四谷三丁目駅』(230m))

 この店は2年ちょっと前の「第10回」でも紹介している。原則取材拒否で、時折、特別な理由があるときのみマスコミに出る店。最後の登場は今年初めの「dancyu2月号」。私が推薦し出てもらったが、これを本当の「最後」にするらしい。

 昔から行列が出来る人気店ではあったが、今も都内屈指である。開店が10時(たまに9時からも開ける)で、私が10時過ぎに到着したら8番目だった。食べ終えて出る頃には20人近く並んでいた。

 今回注文したのは「ヒロポン」。かなり危なっかしいメニュー名だが“もうマスコミに出ることもないし”という開き直りと、「クセになる」とか「禁断症状が出る」という意味合いだろう。

 肉も多めで、味玉も入っている。しかし、追加トッピングではなくて、これが基本メニュー。しかも700円と安い。常連にはここからさらにトッピングが増えることもあるようだ。

 いろんな出汁が効いていて、タレも含めてかなりしょっぱい。でも、おいしい。クセになる。「舌が覚える味」ではなくて「脳が記憶する味」である。パンチ力があり、毎日食べるとパンチドランカーになりそうな味わい。

 ちなみにもう一つの定番メニュー名は「自由が丘」。限定メニューには「悪魔」というのもある。60代も後半を迎える店主だが、とにかく完全なる自由人だ(笑)。

 

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年8月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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