ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第61回)

あの料理人の弟子も!全国の「担々麺」名店巡り

2016.10.16 Sun連載バックナンバー

 挽肉と辛いスープでおなじみの「担々麺」を提供する店が、全国で続々増えている。それに比例して、私が担々麺を食べる機会も多くなっている。昨年食べたのは7軒だが、今年は9月末までで15軒と、まだ1年の4分の3しか経過してないのに、昨年の倍以上食べている。

 今回は、全国で特に注目すべき担々麺の名店と、都内の新店・穴場店の合計5軒を紹介する。さらに文末では、都内のオススメ店舗を一覧で紹介する。これからどんどん寒くなっていくが、ぜひ担々麺で身体を温めていただければと思う。

 

本場のスパイスを採用した、札幌で大人気の専門店「175°DENO ~担担麺~(札幌市電山鼻線『西8丁目駅』(380m))

 3年前にオープンした担々麺専門店なのに、すでに札幌市内に3店舗を構える人気店。日本には少ない中国四川省の高級花椒(ホアジャオ)を使った本格派。花椒はミカン科の植物で、高級漢方として薬膳的な使い方もされている「痺れ」効果のあるスパイス。日本産の山椒とはまったく違うものだ。

 ところで変わった店名「175°(ヒャクナナジュウゴド)」の意味は、「オリジナルラー油を仕込む時の温度」のこと。この温度にこだわりを持ち、それを店名にしてしまったのだ。そしてその後に続く「DENO」は、創業者の名前「出野」から取っている。

 手作りにこだわり、担々麺に重要な芝麻醤(チーマージャン)、甜麺醤(テンメンジャン)、豆板醤(トウバンジャン)などはすべて自家製。麺はモチモチの特注平打ち麺。いろんな具材が含まれており、食べ進むうちに味や香りなどが変化していくのが楽しい。

 

日本流担々麺産みの親の直弟子!「錦城 中川本店(名古屋市営地下鉄東山線『高畑駅』(733m))… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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