ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第53回)

遠くても食べたい!関東近郊のラーメン(神奈川/茨城)

2016.06.20 Mon連載バックナンバー

 東京は最大のラーメン激戦区であるが、その影響を受けて、関東周辺の県にも優良店が多い。それらの中から、今年私が食べて印象に残った店を紹介する。今回は神奈川県で3軒、茨城県で1軒を取り上げる。

 

外観の写真を見ただけで「行きたい」と思った店!「自家製麺 らーめん工房 縁(JR相模線『香川駅』(3.8km):2016年5月10日オープン)

 マスコミに良く聞かれる質問で「外観でおいしいかどうか、わかる方法はないですか?」というのがある。毎年多数のラーメン店を回っていると経験値のみで新店が当たりかハズレかは「ある程度」わかる。そして、この店は外観の写真を見ただけで「行かなきゃ」と思った。藤沢でしかも最寄り駅から3kmも離れているのに……。

 そして行ってみて、食べてみて、その勘が当たりだった。メニューは醤油ラーメン、塩ラーメンの2種類と味玉をトッピングしたものしかない。開店間もないからだろうか。営業時間も昼のみと慎重であり、じっくりゆっくりという店主の性格がうかがえる。外観もオシャレだが、中もカフェ風。ラーメンは淡麗清湯スープで見るからに美味しそう。

 麺は自家製で細めのストレート。具のチャーシューが実に旨い。次回行ったら必ずチャーシューメンにする!と思ったほど(ただしメニューにはない)。スープは鶏ベースに魚介系。無化調(化学調味料不使用)のやさしい味わい。人によっては物足りなく感じるかも?でも、個人的には大変おいしく食べることができた。冷めた時のスープの味わいがまた変化していて、それもおいしかった。メニューが増えてきたら、また行ってみたいお店である。

 

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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