ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第50回)

ふぐ出汁に貝出汁も「変わり種塩ラーメン」厳選4軒

2016.04.27 Wed連載バックナンバー

 今年も4ヶ月ほど経過したが、この間に都内では200軒以上の新店がオープンしている。しかも、これまでとは一風変わった個性的な味わいで話題になっている店がいくつか登場している。今回はその中から、塩ラーメンに厳選して4軒を紹介する!

 

「ふぐラーメン専門店」が銀座に登場!「ふぐだし潮 八代目けいすけ(東京メトロ銀座線『銀座駅』(149m):2016.3.31.OPEN)

 3月31日銀座数寄屋橋交差点にオープンした銀座最大級の大型商業施設「東急プラザ銀座」。そのB2階に「けいすけグループ」が新店を出店した。

 銀座と言えば、第13回目で取り上げた「鴨そば九代目けいすけ」が有名。今回の店名は、何故か「八代目」に一つ戻り。そして選ばれし具材は、なんと「ふぐ」! ふぐ出汁のラーメン“も”ある、ではなく、ふぐラーメンの“専門店”! しかも千円でふぐだしラーメンを食べられる時代がやってきたのだ。

 丼の中はとても煌びやかな表情。黄身も目立つが、ふぐの白い身、穂先メンマの茶色、野菜の緑、などがカラフルで食欲をそそる。麺は自家製の全粒粉入りの細平麺。スープはふぐだしの清湯を天然塩と沖縄の海水塩をブレンドした塩ダレで仕上げている。じんわり美味しくて、グイグイ飲んでしまう。

 ふぐ出汁で炊いた「ふぐ飯」に、ふぐの切り身も付く「ふぐ茶漬け」もぜひ頼んでおきたい。残ったスープには焼き石を投入し、熱々にしてからご飯へかける(特注の丼にはスープの注ぎ口が付いている)。軽くスープを通したふぐがひとしお美味しい。ご飯のフグ出汁とスープのフグ出汁のミックス相乗効果で、和食店でもなかなか食べることのできない抜群のふぐ茶漬けの誕生。ちょっと贅沢なラーメンを銀座で堪能してみてはいかがだろうか。

 

芳醇な貝出汁に極太麺!「らーめん改(都営大江戸線『蔵前駅』(160m):2016.2.2.OPEN)… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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