ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第5回)

「鮮魚系ラーメン」とはいったいどんな味?

2014.06.11 Wed連載バックナンバー

 第5回のテーマは「鮮魚系ラーメン」。これまでラーメンで使われる「魚系」と言えば、「煮干し」「鰹節」「鯖節」などの乾物系が主流だった。ところがここに来て、アラ、マス、銀だら、鮭などの単語が出てくるようになったのだ。それは一体どんなラーメンなのか? 4軒紹介する。

 

鮮魚らーめん 五ノ神水産」(神田:2013年12月18日オープン)

 代々木で「海老つけめん」を、大久保で「海老らーめん」をブレイクさせ、ラーメン業界を驚かせた「五ノ神製作所」。そのスープは海老風味を通り越し、まるで海老のすり身か? というくらいのエビスープ。そこが矢継ぎ早に繰り出した次なる新店は「銀だら」だった。

 写真は「銀だら搾りらーめん」。その名の通り、銀だらを搾ったかのようなスープが見事に「銀だら」なのである。ご飯があればスープをおかずに3杯は食えるほどの濃厚銀だらスープなのだ。具の鶏チャーシューが銀だらを食べてるんじゃないかと思うくらいだ。

 予言者が「次のラーメン業界は煮干しが来る」とは言えても「銀だらが来る」とは言えないだろう。でも、来てしまった。ブームではないが、これは「銀だらスープ」として完成されている。「豚骨」「鶏」「牛」「煮干」などのジャンルに「銀だら」が加わる時代なのである。

 しかもこの店、2番手メニューに… 続きを読む

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連載記事

実は関東のご当地ラーメン「タンメン」の名店5軒
大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年8月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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