ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第47回)

めざせラーメン界の横綱!元力士が作る人気店

2016.03.17 Thu連載バックナンバー

 ラーメン店の店主には、脱サラなどセカンドビジネスとして始める人が多いが、意外と多いのが「元力士」だ。

 相撲部屋時代の料理番で腕を磨いたから、腕に覚えがあるのだろう。新しい“土俵”で活躍する元力士が作るラーメンは美味しい店が多い。力士時代の成績とラーメン店主になってからの評価は比例しない。努力と工夫によってどんどん番付が上がる。

 今回は今までの特集とは視点を変え、「元力士出身」の人気店を紹介する。相撲に興味のない方はもちろん、相撲好きならさらに楽しめるお店ばかり。すでにラーメン界の“幕内”に入っていると言っても良いだろう。

 

見た目は“二郎系”もやさしい味わい「麺場 力皇(『天理駅』(856m))

 四股名:力櫻 猛、最高位:前頭4枚目 生涯戦歴:307勝248敗20休

 元力士、元プロレスラーの力皇猛(りきおうたけし)氏が店主を務める。プロレス好きの私としては、力士時代よりもプロレスリング・ノアでGHCヘビー級王座も獲得したことがあるプロレスラー時代の方をよく覚えている。しかし、力士時代の成績も半端じゃない。十両で2回優勝している。

 オープンは2013年12月5日で、まだ2年少々。新潟の有名人気店「酒麺亭 潤 燕総本店」で修業し、地元の奈良県天理市で出店。スープはややあっさりの豚骨醤油。麺は太めで普通に頼んでも200gというガッツリ系。パッと見、「二郎系」にも見えるが、意外にも優しい味わい。もやし、キャベツ、玉ねぎが最初から入っており、他にチャーシュー、つくねと嬉しいトッピング。近くの学生中心に人気がある。

 

ちゃんこ鍋とつけ麺が融合した人気店「つけ麺 しろぼし(JR中央線『東中野駅』(326m))… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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