ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第43回)

12月にオープンした都内で話題のお勧め新店6軒!

2016.01.19 Tue連載バックナンバー

 何かと慌ただしい師走(12月)が過ぎ、あっという間に新年を迎えてしまった。しかし、12月はラーメン業界も実に慌ただしかった。優良新店が続々とオープンしたのだ。

 今回はその中から、都内の選りすぐり6軒のお勧め店舗を紹介する!

 

大きなローストビーフに注目!「麺屋西川」(2015年12月1日オープン:都営新宿線『曙橋駅』(203m))

 場所は、担々麺で人気を博した「てんぐや」(閉店)があったところ。昔のラーメン本に載っていたのを見て食べに行ったのは80〜90年代だったはず。いつの間にか閉店していた。時代は移り変わるものなのだ。

 この店のお勧めは「特製牛骨麺」1,000円。基本メニューの牛骨麺が850円で、特製にはそこにローストビーフがのって150円増し。しかもでかいのが2枚のるのだから、こちらを頼まない理由がない。思った以上にローストビーフがデカイので嬉しい。しかも柔らかくておいしい。スープに浸しておくとすぐに色変わりするので1枚は早めに、もう一枚もどこかに避難させておこう。

 スープは清湯で、牛の風味が強い。ゲンコツ(大腿骨)、スジ、ネック(首)、テール(尻尾の付け根)から取っている。具の牛煮込みもおいしい。これをスープに混ぜるとコクが増して、パワーアップ。でも、混ぜる前もおいしいので混ぜるのは後半が望ましい。麺は細めの低加水固めでスープとよく合っている。別皿に柚子胡椒が付いてくるので、これも後半に加えると味が変わっていい感じ。

 食べ終えてお店の人に聞いたら、和食出身の人が二人で店を出したとか。ラーメン店経験は無いとのこと。その割りにはセンスがあって良くできており、素晴らしい。

 

元有名店主がプロデュース!「麺屋一寸星」(2015年12月3日オープン:JR山手線他『目黒駅』(262m))… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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