ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第36回)

注文後に麺をこねる?あのラーメンが復活?夏の新店4軒

2015.09.25 Fri連載バックナンバー

  都内だけでも毎月60軒ほどの新店が誕生!そんな中で生き残っていくためには他店との差別化が必要。そこで7−8月にオープンしたばかりの話題性抜群の最新店を4軒紹介!

 

注文後に麺を捏ね始める史上初の店?「麺や 七彩 八丁堀店」(2015年7月7日オープン:JR京葉線・東京メトロ日比谷線『八丁堀駅』271m)

 東京駅のラーメンストリートで営業していた「麺や七彩」が、八丁堀に7/7移転オープン。七彩だけに7/7にこだわったのもすごい。

 この店は独自の「喜多方らーめん」が特徴だが、いや、もうこれは喜多方ラーメンではないんじゃないか?と会津出身の私が言ってしまおう。でも、それは悪いことではなく、喜多方ラーメンのオマージュからスタートし、進化し、新たなスタイルが誕生した、ということ。

 ここは驚くべきことに、注文後に小麦粉に水を加え、捏ね、麺帯を作り、棒で伸ばし、包丁で手切り、さらに手揉みという工程を経て、麺を茹でる。茹で時間は天候、小麦粉の種類、麺打ちの状況によって変わるので、その都度、確認して茹であげている。混ぜ、捏ね、延ばし、切り、揉み、茹で、という行程を注文後に行うというのはおそらく業界初。麺がとにかくフレッシュ。柔らかく、そして縮れが心地良い。スープは醤油と煮干があり、どちらも秀逸。

 七彩のことだからまだまだメニューは増えるのだろうし、限定も出てくるだろう。それも楽しみである。日比谷線八丁堀駅の秋葉原より出口からだとかなり近いが、東京駅からも10分ちょっとで歩けそうなのが嬉しい。

・姉妹店「麺や七彩 都立家政店

 

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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