ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第35回)

首都圏で増加中!煮干しが強烈に効いたラーメン4選

2015.09.18 Fri連載バックナンバー

 最近首都圏で急速に増えているラーメンが、「煮干しラーメン」だ。まさにブームと言ってもよいが、今回はその中でも、煮干しが苦手な人は近寄らない方が良いくらいの“強烈”な煮干しで人気を獲得している4軒を紹介する!

 

史上最大級の煮干しを使用か!?「アルス南青山」(東京メトロ千代田線『乃木坂駅』163m)

 西麻布の路地裏に大行列を作った伝説のラーメン店「楽観」。その後、立川に移転したと思ったら、武蔵小山の人が少ないところに支店を展開。西麻布の実績から「うまけりゃ人は来る」という判断なのか?両店を活動しながら店主は「アメリカに行ってきます」という言葉を残して数ヶ月。出店のための調査をしてきたと思ったら、今度は2015年3月、乃木坂に40席という大箱の店を出店した(元イタリアンレストランの居抜き物件)。しかもラーメン店ではなく「自然派おだしを基本とした和食のお店」。私の斜め45度左上を行く発想に驚くばかり。しかし、そんな業態でもラーメンのことは忘れていない。

 オープン当時唯一のラーメンメニュー「アルス煮干しらぁめん」は、実にパンチがあり、煮干し好きのハートを鷲掴みにするラーメンだった。通常、煮干しラーメンは丼一杯平均にすると4−50gも使っている。これだけでも相当な物であるが、しかしアルス煮干しらぁめんは150gである。標準の3倍近い量。常識を覆す半端無い量だ。しかも「麺、タレ、スープは勿論動物系なし、無添加、保存料なし。本鰹をベースに一杯あたり150グラムの煮干しを使用した当店自慢の商品です」(お店のコメント)なのだ。

 スープは… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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