ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第33回)

キレイなスープに脂が光る、黄金の塩ラーメン6軒

2015.08.18 Tue連載バックナンバー

 塩ラーメンは難しい。塩を効かせるとしょっぱくなるし、塩分控えめだと物足りなくなる。

 今回はそのあたりのバランスを絶妙に極め、出汁を効かせた「塩ラーメン」を6軒紹介する!

 

埼玉で16年間行列を作っている塩ラーメン専門店!「ぜんや」(JR武蔵野線『新座駅』555m)

 1999年創業で16年間店主が厨房に立ち続け、味も高いレベルで維持している行列人気店。通産省出身なのにラーメン屋さんへ転身したことでも話題になった。

 久しぶりに食べに来たが今でも創業当時と変わらぬシンプルメニュー。ラーメン、メンマラーメン、チャーシューメンしかない(餃子、ライス、トッピングのおつまみメニューはある)。新メニューや限定メニューは、やらない主義。麺を茹でている時、右手を腰の後ろに回すポーズもそのまま。茹で湯を頻繁に変える(綺麗なお湯にする)のも変わらず。透明感があり、少ししょっぱめのスープもそのまま。固めに茹で上げる麵も当時と変わらず。

 16年前なのに古くもなく、もちろん斬新でもないが、「おいしい塩ラーメン」を16年間提供し続けてきた。私がテレビに出始めた頃の話題店なので何度か取材で来ているし、コメントを書いたことも多数。食べてる間にそんなこんなが走馬燈のように頭の中を巡り、懐かしくておいしくて、なんだか泣けてきた。

 

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年11月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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