ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」(第1回)

「ラーメンの鬼」佐野実氏の味を引き継ぐ店

2014.04.18 Fri連載バックナンバー

 はじめまして、今回よりラーメン記事を書かせていただきますラーメン評論家の大崎裕史です。私は自称“日本一ラーメンを食べた男”としてマスコミに出たり、「ラーメンバンク」というサイト運営をしております。この連載ではラーメン業界のトレンドや話題、オススメの美味しいお店を紹介します。仕事の合間の息抜きに、外出時や出張時にぜひご活用ください。

 第1回は先日亡くなった「ラーメンの鬼」こと、「支那そばや」店主・佐野実氏を追悼してまとめてみました。知名度でもダントツ一番だった店主がラーメン界に残した功績や沢山の店主に与えた影響は?暖簾分けのお店から影響を受けたお店まで紹介します。

 

「支那そばや」という店と「私が一番おいしかったラーメン」

 2014年4月11日に「ラーメンの鬼」こと、佐野実さんが亡くなった。ラーメン業界に多大の功績を残し、影響を受けた店主も多数。63歳とまだまだ活躍できる歳でもあり、急なことだったのでその衝撃は大きい。

 私が最初に出会ったのは、「支那そばや」がまだ藤沢の鵠沼海岸にあった頃。当時、この店は「携帯禁止、私語厳禁、禁煙、香水お断り」という禁止事項をたくさん掲げていたことでも有名だった。そのため店内はいつも静まりかえっていた。しかし私は食べ終えて帰る時には大きな声で「ご馳走様でした。おいしかったです」と言って出てきた。

 よくマスコミの方や初めて会った方に聞かれるのが「これまでで一番おいしかったラーメンは?」という質問。その時に答えていたのは、… 続きを読む

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大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2016年8月で約23,000杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

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