タケ小山の「ベストスコアを出すための秘訣」(第9回)

『切れるアイアン』『ダウンブロー』を身に付ける

2014.08.08 Fri連載バックナンバー

  連日暑い日が続きますが、宿題を上手にこなしていますか?夏休みの宿題は必ずやらなければならないモノ。しっかり夏の課題をクリアすれば、コンペシーズン秋の陣で、皆さんのゴルフは見違えるような結果をもたらしてくれるのですから、真剣に取り組んでください。さて今回は、練習場での夏休み最後の宿題を出させて頂きます。この「ミドル&ロングショット」の練習法を取り入れればショット力が向上しますので、ぜひトライしてみてくださいね。

 

『切れるショット』

 アイアンのショットを『切れている』などと言葉で表現します。「あの選手のアイアンは切れがいい」とか、「あの選手のロングアイアンは切れが半端じゃない!」なんてよく耳にします。ところで、この『切れるアイアン』とは、一体どんなことを言うのでしょうか?

 アイアンショットの大きなポイントは、スイングの“最下点”で必ずボールをとらえること。最下点とはスイングプレーン(孤、円)の最も地面に近い、地面に接している場所にボールがあることが約束です。それが上級者、プロになれば、その最下点の前でボールをとらえるようになります。その状態を『ダウンブロー』などと表現します。大きな円運動からボールへ向かって急激な角度でボールへ向かうプレーンと変わっていくので、ボールの真下の芝、ボールの先の芝(ターフ)が取れるのです。

 出てきましたね、ダウンブロー。アッパーブローは聞いたことがありますよね。ボクシングで顎の下に打ち込む下から上へのパンチのことをアッパーブローと言いますが、まさにその逆。上から下へ打ち込むことなのです。ゴルフで打ち込む? 先程もお話ししましたが、ゴルフのスイングは円運動です。最下点でボールを打つイメージだと芝(ターフ)は取れませんよね。しかし上級者、プロは芝を取り、切れが出る。なぜ、芝が取れるのか。また取れる方が、なぜ切れが良いのかを考えてみましょう。

 アイアンの特性にダウンブローのヒントがあります。クラブをテーブルの上にシャフトだけを置いてみてください。クラブヘッドのトゥ(先)は真下にきません。またフェースは床やテーブルに対して直角のストレートにならないのです。その角度を“プル角度”と言います。この角度がボールのつかまりを良くしているのですが、その角度はハンドファーストの状態で構えるとフェースが真っ直ぐになるはずです。その形でインパクトを迎えると、自然にターフが取れるのです。芝生の上にボールがある状態をイメージしてもらえますか? どうでしょう、FW(フェアーウェイ)に打っているにもかかわらず、ボールの重さで少し沈んでいますよね。練習場のプラスティックマットの上では、毎回、必ずボールが浮いた状態です。この状態であれば最下点で打てることができますが、コースでは同じように打てないことの方が多いのです。

格言
『ボールの重さで沈むライ(ボールの置かれている状況)にはダウンブローが必要だ!』

 

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小山 武明

小山 武明

ゴルフ解説者・プロゴルファー

1996年、世界初の米国ゴルフ専門局・ザ・ゴルフチャンネルでの解説スタート当初から、視聴者からのFAXやメールを使い双方間放送を実現。
米国在住ながら各メディアからの執筆、コメント依頼などが殺到。同時に解説者としても認知された。08年には早稲田大学大学院にてスポーツマネジメント・スポーツ科学修士を終了し、各界のスポーツ関係者との親交も深い。数年に渡り、年間40試合×4日間×3時間放送(年間480時間)のゴルフトーナメントを担当してきた解説は、他の追随を許さない。

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