タケ小山の「ベストスコアを出すための秘訣」(第7回)

『戦うべき相手』を設定し『自分のルール』を決める

2014.07.15 Tue連載バックナンバー

 前回の終わりに「ショートゲームのお話をする」とお約束しましたが、どうしてもその前に大切なお話をしておく必要があることに気付きました。それは“敵”。スポーツには必ず相手がいて、対戦相手となる敵がいます。しかし、現在のゴルフには敵が見えません。ひと昔前のゴルフは「マッチプレイ」が主流でしたから、敵となる相手がはっきり見えていました。しかもその中でも“パーが最大の敵だ”なんて名言が残るほど、スコア上でのパーが大きな敵として立ちはだかっていたのです。

 では、昨今はどうでしょう? その辺りを紐解いていきましょう。

 

『戦うべき相手』

 ゴルフには数多くのプレイスタイルがあります。日本では個人の打数を競う「ストロークプレイ」が主流です。自分のホームコースを持ち、倶楽部競技を行っている人は「マッチプレイ」も経験があるでしょう。この2つが日本でもっとも行われているプレイスタイルです。学生時代ゴルフ部だったとか、倶楽部競技を楽しんでいる方々以外の90%以上の人はストロークプレイしか経験していないはずです。したがって日本ではトータルスコアでのゴルフが一番重要視され、そのスコアがその人のゴルフの尺度として用いられるのです。

 ところが、「戦うべき相手を誰に設定するか」でスコアは大きく変わります。「今日は100を切るぞ!」とか「90を切るぞ!」と勇んでコースへ出たものの、数ホールで大叩きすると「今日は次回のために練習ラウンドだ!」などと言って意味のないラウンドにしてしまう方を見かけます。それなら途中で切り上げ、家に帰って奥様の家のお手伝いでもしていた方が余程、世の中の為になるというもの。

 たとえば「90を切るぞっ」とスコアを設定した人がやるべきことは、… 続きを読む

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小山 武明

小山 武明

ゴルフ解説者・プロゴルファー

1996年、世界初の米国ゴルフ専門局・ザ・ゴルフチャンネルでの解説スタート当初から、視聴者からのFAXやメールを使い双方間放送を実現。
米国在住ながら各メディアからの執筆、コメント依頼などが殺到。同時に解説者としても認知された。08年には早稲田大学大学院にてスポーツマネジメント・スポーツ科学修士を終了し、各界のスポーツ関係者との親交も深い。数年に渡り、年間40試合×4日間×3時間放送(年間480時間)のゴルフトーナメントを担当してきた解説は、他の追随を許さない。

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