ソチ五輪で輝いた日本のアスリートたち(第2回)

葛西紀明 金メダルへの思い、あきらめない心

2014.03.02 Sun連載バックナンバー

 不惑のジャンパーが大業を成し遂げた。ソチ五輪のスキー・ジャンプ男子で、葛西紀明(41)=土屋ホーム=がラージヒル個人の銀メダルを獲得。団体でも銅メダルをつかんだ。7度目の出場で20年ぶりに手にしたメダルへの軌跡は、国民、とりわけ同世代の男性には大きな感動を与えただろう。

 

“悔しさ”が原動力、後輩たちにも絶対メダルを取らせる

 2月17日(日本時間18日未明)に行われた団体。葛西は2回目の試技で、1回目と同じ134メートルの大ジャンプを決めた。メダル確定で、駆け寄った若いチームメート3人が抱きついて喜ぶと、葛西の涙腺も“決壊”した。

 普段、涙を見せるようなことがない葛西。15日(日本時間16日)のラージヒルで自身初の個人のメダルとなる銀を獲得したときも、涙は見せなかった。それが「いやー、めっちゃ泣きました。若い後輩たちに絶対メダルを取らせてあげたいと思っていたので」。21歳だった1994年リレハンメル五輪で団体の銀メダルを手にしているが、これはほとんど手にしていた金メダルを逃してのもの。「きょうの方が数倍うれしい。リレハンメルは悔しさの方が強かった」

 その“悔しさ”こそが、41歳の今もなお世界のトップで飛び続ける原動力だ。… 続きを読む

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産経デジタル

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