ソチ五輪で輝いた日本のアスリートたち(第1回)

上村愛子 メダル逃してもさわやかな終幕

2014.02.27 Thu連載バックナンバー

 雨のち晴れ――。すべてを終えた上村愛子(北野建設)は、泣きはらした目でさわやかな笑顔を見せた。2月9日に行われたソチ五輪フリースタイルスキー・モーグル女子決勝。結果は前回2010年バンクーバー五輪と同じ4位で、悲願のメダルには届かなかった。

 

たどり着いた境地、達成感に満ちた表情

モーグル女子決勝の1回目で果敢にコブを攻める
上村=古厩正樹撮影(産経新聞社)

 「滑り終わった瞬間は泣いていましたね。ゴールして『やったー!!』って、もうワーって涙が出ていて」

 4年前に流した涙は、あと一歩で表彰台に立てない悔しさからのもの。だが、今回の涙の意味は全く違っていた。そこに、上村がたどり着いた、成熟した人間の姿を見ることができた。

 6人が最後にメダルを争う決勝3回目。1番手滑走の上村は、第1エアでヘリコプター、第2エアではアイアンクロスバックフリップを鮮やかに披露、30秒46と自身最も速いペースでコブを攻め、ゴールではガッツポーズも飛び出した。20.66点は残り3人になってもトップ。だが、その後は次々に抜かれていった。前回覇者で最終滑走のハナ・カーニー(27)=米国=が途中バランスを崩す場面もあり、「もしかして(表彰台に)乗ったかなと思った」が、0.83点差で4位に。それでも… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

産経デジタル

産経デジタル

産経新聞グループ各媒体のウェブサイト運営、ポータルサイト・モバイル端末などへのニュースコンテンツなどの配信を手がけています。ウェブでも国内最大級のニュースサイト「MSN産経ニュース」などを運営する産経新聞グループの記者が「Bizコンパス」のために書き下ろした、ここでしか読めない記事です。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter