世界遺産が世界遺産である理由(第10回)

なぜ世界遺産の登録数はヨーロッパに偏っているのか

2014.04.25 Fri連載バックナンバー

 2014年3月時点で世界遺産の総数は981件。今年中には1,000件を突破する勢いだ。

 こんなにも多くの世界遺産が存在するわけだが、たびたび指摘されるのがその「不均衡」だ。たとえば49件も世界遺産を保有する国がある一方で、世界遺産を持たない締約国が30か国もある。自然遺産は文化遺産の1/4しか存在せず、しかもその多くがヨーロッパに集中している。

 今回は世界遺産の「数」に焦点を当ててみたい。

 

世界遺産の総数と種別の割合

 毎年開催されているユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産委員会。ここで世界遺産候補地の審査が行われているのだが、昨年は19件、一昨年は26件、その前は25件が新たに世界遺産リストに登録された。

 2014年はいまのところ49件のエントリーで、総数1,000件超えの可能性が高い。

 世界遺産を種別に分類すると以下のようになる。… 続きを読む

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長谷川 大

長谷川 大

世界遺産&旅行ライター

横浜国立大学卒業後、出版社勤務。三国志・戦国時代・幕末・ギリシア神話など、歴史ものを中心に編集・ライティングを行う。世界一周の旅を経てフリーの編集者・ライターとして活動中。これまでの訪問国数は68か国、世界遺産は182か所。All About「世界遺産」公式ガイド。http://allabout.co.jp/gm/gt/563/

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