銘酒ふれあいの旅(第11回)

嘆きのマルガリータ~リストラの嵐~

2013.12.06 Fri連載バックナンバー

 皆様ご機嫌いかがですか。「銘酒ふれあいの旅」をご愛顧いただき誠にありがとうございます。株式会社ミントスの大石敏夫です。今回はロサンゼルスで吹き荒れたリストラの嵐と、その場面で登場したテキーラの代表的なショートカクテル、マルガリータについてお話いたします。

 なお、このお話は私の知人であるA氏より伝聞した内容を基にして一部脚色したものであります。また、名前は町の名称と歴史上の名前を除き仮名といたしました。

 

心象のロサンゼルス

 グレーターロサンゼルスは平坦で取り留めもなく広大である。18世紀後半にスペイン人が初めてこの地に伝道所を造って以来、この町は平野の中を周辺に向いアメーバ―の足のように伸びて行った。特に19世紀末の油田の発見で飛躍的に発展し、都市圏は関東平野とほぼ同じくらいの面積となってしまった。

 ニューヨークのようにハドソン川に区切られたエリアを中心に機能を集約した都市とは趣を異にする。アメリカ東部の大都市がヨーロッパ型とすれば、ロサンゼルスはいかにもアメリカ大陸型の都市といえるのではなかろうか。私には、この都市は町の形状に留まらず、アメリカの精神をも象徴しているように思えてならない。広大で茫洋としているが懐が深く、しかもその中にきらきら光る素晴らしい能力と、まとまると強大な力を発揮する団結力があるのだ。

 そのアメーバ―の足の一つにトーランスという町がある。ロサンゼルス空港から南に約12キロのところにあり、ロサンゼルス市の中心街からは南東に30キロほどに位置する。すぐ西にはレドンドビーチが広がっている。そのトーランスに現地法人の子会社Bカンパニーのオフィスがある。今日、日本からJL62便でロスに着き、その足でこのオフィスに来ているのだ。仕事の打合せを終え、今夜はオフィスの皆さんと近くのレドンドビーチにダンジョネスクラブを食べに行くことになった。… 続きを読む

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大石 敏夫

大石 敏夫

株式会社ミントス 代表取締役社長

1972年日本航空株式会社入社、勤労部、客室乗員訓練部、日航財団事務局長、運航乗員訓練部副部長等を務め、JALシミュレーターエンジニアリング常務取締役にて2007年退職。主に人材管理・育成部門を担当。
現在、ビジネスマナー、コミュニケーション中心とした研修会社、株式会社ミントスを経営するかたわら、大学にて講義を行っている。元桜美林大学特任教授、城西国際大学講師、日本観光研究学会会員、日本国際政治学会会員、メンタルヘルス資格(ラインケア)。

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