元客室乗務員が教える経営者のためのビジネスマナー(第7回)

食事のマナー、お箸の使い方

2013.10.13 Sun連載バックナンバー

 皆さまこんにちは。私は株式会社ミントスのビジネスマナーインストラクター大石信子と申します。7月にスタートしたこのコラムも7回目になりました。前回の「ブランド物を身に付けるコツ」はお読みいただけましたでしょうか。今回は「食事のマナー、お箸の使い方」についてお話いたします。

 

美しく品格のある仕草

 皆さまはお仕事や接待でお食事をなさる機会が多いと思います。一口にお食事といっても部下や気の置けない仲間と行く焼肉や居酒屋、大切なお客さまを接待なさるときは歴史のあるホテル、料亭や話題の洒落たレストラン、お店選びも気を使うところです。特に、会席料理を召し上がる機会が多いのではないかと思います。そこで気になるのが食事のマナーです。器やお箸の持ち方が美しいだけでその方の品格が上がるものです。和のマナーの基本は「大切に扱う」ということだと思います。人に対してはもちろんのこと、物に対しても器一つでも大切に扱う、そこに人柄が表れてしまいます。音を立てて器を置くなどは論外です。

 

箸の扱い方

 お箸の持ち方はいかがでしょうか?昔はお箸の持ち方を家庭でかなり厳しくしつけたと思いますが、昨今まったく何も注意されなかったのではないかしらと思うようなお箸の持ち方をしている方をよく見かけます。ペンの持ち方も然り、見ていて危なっかしくて仕方がありません。そのような細かいことはどうでもよいとお思いの方もおありかと思いますが、美しい所作は見た目が美しいだけではなく、合理的な動きでもあります。作法を間違えると、たとえば「犬食い」と言われる不格好で不作法な食べ方になっていたりします。ご自身はともかく周りの方はあまり良い感じはいたしません。見た目も良くありません。箸を正しく使うと悪い食べ癖がなくなり、美しい所作へと近づくのです。

○箸の持ち方
・指の位置は箸の中央よりやや上端寄りが良いでしょう。上の箸1本を親指、人差し指、中指の3本で持ちます。下側の箸1本は親指の付け根と薬指の先で支えます。2本の箸の間に中指がきちんと挟まっていないと、箸を動かすことが出来ませんのでご注意ください。

○箸の動かし方
・箸は、動かすのは上の1本だけです。親指、人差し指、中指の3本で上の箸を支え、開く時は中指を上げ、閉じるときは人差し指を下げればスムーズに動きます。お箸をご用意なさって実際に動かしてみましょう。これがきちんとできればお豆も簡単につまめます。

○箸の取り上げ方
・箸だけを取ります。器を持ったまま片手で箸を取るのは見た目が美しくないだけでなくマナー違反です。箸を取るときの作法は「三手で取る」と言われています。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter