元客室乗務員が教える経営者のためのビジネスマナー(第6回)

ブランド物を身に付けるコツ

2013.09.28 Sat連載バックナンバー

 皆さまこんにちは。私は株式会社ミントスのビジネスマナーインストラクター大石信子と申します。7月にスタートしたこのコラムも6回目になりました。前回の「香りと匂いにまつわるマナー」はお読みいただけましたでしょうか。今回は「ブランド物を身に付けるコツ」についてお話いたします。

 

ブランドの多様な姿

 皆さまブランドというとどのようなものを連想なさるでしょうか? 特定の品物であったり、企業イメージであったりさまざまだと思います。ブランドとは元々は、他人の家畜と区別するために自分の家畜に焼印を押したことから始まったそうで、それが今のような商標やマークに繋がってきたようです。
 商品やサービスが優れているという評判が、その企業や商品のイメージを高めることもあれば、その逆もあります。企業イメージ、製品のイメージを確立するのは難しいですが、壊すのは簡単です。一流ブランドと言われていたものが、あるきっかけでガラガラと崩れていくのを私たちは何度も目にしてきています。

 「ブランド」というと企業イメージもありますが、今回は製品に限ってお話したいと思います。
 「ブランド」も時代により変わっていきます。かつての日本では「舶来物」イコール高級品というイメージがありました。海外から入ってくるものが珍しく、1ドルが360円もした時代には舶来物は非常に高価で手に入りにくい物でした。もちろん日本では売っていない物、手に入らない物もたくさんありましたので、高価でもみんな欲しがったものです。
 宝飾品に限らず、石鹸やシャンプーのようなものまで、日本にはない香り、美しいパッケージ、今では当たり前のようなものまで、一種のブランドでした。

 

ブランド品の良さ

 私が初めて、自分のお給料で買い求めたブランド品と言えるものはエルメスのスカーフでした。今でもかなり高級なスカーフですが、当時は1ドル360円ですからご想像下さい。私にとっては思い切った買い物でした。美しい大判のスカーフは私の愛用の品となり、今でも現役で活躍しています。
 それ以降、何枚か買い求めましたが、最初の1枚が一番気に入っています。デザインの素晴らしさ、色合いの美しさは、数十年経た今でも色あせることはありません。これがブランドの品質の良さかなと思います。スカーフ1枚身にまとうだけで幸せな気持ちになれます。

 バッグも、ブランドのバッグは確かに品質が良く、使いやすいものが多いですね。今では女子大生までがブランドのバッグを普通に持ち歩いている時代です。でも、これはあまりいただけません。
 ヨーロッパに行くと若い元気な女性はいますが、ブランド物を身に付けている女の子はごく少数です。大学のキャンパスでそのような女子学生はほとんど見かけません。みんな実用的な地味な格好をし、重い本の入ったカバンをかけています。その地味な女子学生がパーティや卒業式のときは思いっきり華やかなスタイルに変わります。… 続きを読む

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大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

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