元客室乗務員が教える経営者のためのビジネスマナー(第2回)

さりげない心配り、スマートな仕草

2013.07.28 Sun連載バックナンバー

 皆様、こんにちわ。株式会社ミントスでビジネスマナーインストラクターをしております大石信子と申します。前回の「言葉遣い」はご参考になりましたでしょうか?「言葉遣い」に引き続き、今回は「さりげない心配り、スマートな仕草」のお話です。

 

第一印象はどこで決まるのでしょうか

 人の印象は最初の6秒で決まると言われています。6秒とは非常に短いあっという間の時間です。この短い時間で人は相手の方をどのような人と見るのでしょうか?「見た目」はまさにここにかかってきます。「人は見た目で判断してはいけない」と言われます。これは裏返して言えば、「人は見た目で判断されてしまうことが多い」からです。皆様も初対面の時、相手の方を「感じの良い人だな」「感じの悪い人だな」となんとなく思いませんか?その時点では何も深いお話をしていないので、本当にその方が、「感じの良い人」なのか「感じの悪い人」なのか誰もわかりません。しかしその時点でどちらかにグループ分けしてしまうことがよくあります。
 「感じの良い人」に入っていれば、やることなすことプラスの評価からスタートしますので物事がうまく進みやすいものです。これが、運悪く「感じの悪い人」に入ってしまうと、先ほどとは逆にやることなすことマイナスの評価からスタートしますので、なかなか大変です。運よく挽回のチャンスがあればよいのですが、その機会がないこともよくあります。
 そう考えると最初の6秒がいかに大切かお分かりいただけると思います。「見た目」とは何を指しているのでしょうか?まず全身、その中でも姿勢は目立ちます。服装、髪形、表情等が続きます。

 

美しい姿勢・立ち姿

 「姿勢」が良いと若々しく健康そうで素敵に見えます。先日、ロサンゼルスオリンピックのメダリストでバレーボール選手の三屋裕子さんのお話を聞く機会がありました。178㎝の長身で誰が見ても素敵だと思うのですが、ご本人はバレーボールに出会うまでは背が高いのがものすごいコンプレックスで、背中を丸めて下を向いて歩いていらしたそうです。今の三屋さんからは想像もつかない姿です。バレーボールと出会い、考え方が変わり人の見る目も変わったとおっしゃっていました。もちろん内面も変わったのだと思いますが、背筋をまっすぐに伸ばすとそれだけで印象がガラッと変わります。背の高い方も、小柄な方も思いっきり背筋を伸ばしてみましょう。
 まっすぐにきれいに立っているかどうかご自身で確認するには、壁に後ろ向きに、ぴたっと体をつけて立ってみましょう。その時のポイントは、頭の後ろ、背中(肩甲骨あたり)、肩(腕の付け根部分)、お尻、かかとを壁にぴたっとつけることです。もう一つのポイントは膝です。きちんと立ってもなんとなくだらっと見えてしまう方は膝に力が入っていない場合が多いようです。膝が緩んでいると体の重心が左右に移動しやすくなりますので気をつけましょう。慣れないうちは後ろに無理に反り返っているような気がするものですが、壁がありますので横から見るとまっすぐです。このまっすぐな感じを体に覚えさせましょう。あごは必ず引くことです。ここまできちんとできたら、次にお辞儀をしてみましょう。

 

丁寧なお辞儀

 人が会う時、普通はまず挨拶をします。挨拶にはお辞儀がつきものです。よく見かけるのが、首だけぺこっと傾ける、体をなんとなく傾けるといった中途半端な動きをなさる方です。お辞儀は先ほどのきちんとした姿勢から始まります。順を追えば以下のようになります。… 続きを読む

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大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

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