ワインを楽しみ、人生を楽しむ(第8回)

甲州ワインに特化し、世界を見据える老舗ワイナリー

2013.10.28 Mon連載バックナンバー

 皆さまこんにちは。株式会社ミントスのビジネスマナーインストラクター大石信子でございます。前回の「神話の舞台、奥出雲のワイナリー」はお読みいただけましたでしょうか?
 今回は、「世界を舞台にしたワイン造り」という理念で作られる甲州種ワイン「アルガブランカ イセハラ」のお話です。

 

勝沼醸造のワイン

 山梨県甲州市勝沼町はぶどうや桃など様々な果物の産地です。この地で1937年に創業されたのが勝沼醸造です。山梨県には現在20社のワイナリーがあり、皆さんよくご存じの「マンズワイン」(キッコーマン)、「メルシャン」(キリン)、「サントネージュ」(アサヒビール)というような中央資本のワインとは異なり、地域の産業として根付いています。

 先日秋晴れのさわやかな日に勝沼ワイナリーの見学に行く機会がありました。有賀社長のワインに対する熱い思い「世界を舞台にしたワイン造り」にひたすら共感するとともに、国際ワインコンテストで2003年・2004年連続銀賞受賞のワイン「アルガブランカ イセハラ」を味わいました。国産でこんな美味しいこだわりのあるワインがあるのだと驚きました。「日本のワインは国内のみで飲まれている、海外の市場に出すことは考えていない。他の国のワインは自国以外でも飲まれている」という言葉は衝撃でした。そういえば、海外に旅した際、地元産のワインやフランス産のワインなどは飲みますが、日本産のワインを飲むことはありませんでした。日本産のワインがワインリストに載っているのに出会ったことはありません。日本のワインは国内消費のみ目指している、そのように考えたことは一度もありませんでした。
 生産量が多い国産ワインは酸化防止剤無添加の甘口赤ワインなのだそうです。しかし、有賀社長がおっしゃるには、本当の赤ワインは辛口しかない、糖を発酵させてしまうので、甘いはずはないのだそうです。今ではいろいろなワインが作られていますが、一昔前の赤ワインは確かに甘いものが多かったように思います。食生活も変わり、食事と共に楽しむワインという意味では辛口のワインの方が合いますね。

 

甲州のテロワール「アルガブランカ イセハラ」

 テロワールとはその土地ならではの味わいという意味だそうです。日本でテロワールという名が初めてついたワインが「アルガブランカ イセハラ」です。… 続きを読む

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大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

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