ワインを楽しみ、人生を楽しむ(第7回)

神話の舞台、奥出雲のワイナリー

2013.10.09 Wed連載バックナンバー

 皆さまこんにちは。株式会社ミントスのビジネスマナーインストラクター大石信子でございます。前回のソムリエのお話はお読みいただけましたでしょうか?
 今回は、国内に目を向け、神話の舞台、奥出雲のワイナリーについてお話します。

 

奥出雲と木次線

出雲縁結び空港 奥出雲とはどのあたりかご存じでいらっしゃいますか?
 島根県出雲市は平成の大遷宮で何かと話題になっている出雲大社があり、出雲空港(愛称は「出雲縁結び空港」)へは東京、大阪、福岡から日本航空の直行便が出ていますので、アクセスはとても便利です。しかし奥出雲となるとそうはいきません。
 奥出雲に行くにはJR山陰本線宍道(しんじ)駅から木次線に乗り換えます。木次と書いて「きすき」と読みます。島根県松江市の宍道駅から広島県庄原市の備後落合駅まで全長81.9キロの山間を走るローカル線です。斐伊川(ひいかわ)に沿って走っており、2007年から駅名に古事記や日本書紀にちなむ愛称が付けられたそうです。ちなみに木次駅は八岐大蛇(やまたのおろち)駅、隣の日登駅は素戔嗚尊(すさのおのみこと)駅、三井野原駅は高天原(たかまがはら)駅というように、神話がすぐそこにあるような気がします。高天原に住むなんて素敵ですね。鉄道マニアでしたら一度は乗ってみたい路線ではないでしょうか。また、木次線は電化されておらず全線ディーゼル車が走っています。

 先日、仕事で木次に行く機会がありました。出雲に泊まり、翌日朝早く木次に向かいました。木次線は本数が少なく1~2時間に1本くらいですので、時間を確認し、早起きして一番電車に乗りました。空いているかと思ったら、予想外に満員で高校生が大勢乗っていました。ちょうど通学時間だったようです。途中の出雲大東駅でみんな降りて行きました。駅前に高校があり、そこの生徒たちだったようです。
奥出雲おろち号 私の目的地は木次でしたが、季節により、木次から備後落合までトロッコ列車「奥出雲おろち号」が走るそうです。機会があればもう一度訪れたいと思いました。
 木次から5つ目に「亀嵩(かめだけ)」という駅があります。推理小説ファンでしたらピンとくるのではないでしょうか。そうです、松本清張の『砂の器』の舞台になったのがこの「亀嵩」です。山陰のどこかにあるとは思っていたのですが、思いがけずうれしい発見でした。言葉がどこか東北地方のなまりに似ているという小説の設定ですが本当はどうなのでしょうか。今回は「亀嵩」に降りることはありませんでしたので、楽しみは次の機会に取っておきたいと思います。

 ホテルに宿泊すると、部屋には通常、聖書が置いてありますが、私の宿泊先の出雲のホテルでは聖書の代わりに古事記が置いてありました。さすが出雲だと久しぶりに古事記を読んでみました。… 続きを読む

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大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

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