ワインを楽しみ、人生を楽しむ(第4回)

赤玉ポートワインのノスタルジー

2013.08.24 Sat連載バックナンバー

 皆様こんにちは。株式会社ミントスのビジネスマナーインストラクター大石信子でございます。前回の「日本で最初にワインを飲んだ歴史上の人物」はお読みいただけましたでしょうか。今回はガラッと雰囲気を変えて昔懐かしい「赤玉ポートワイン」についてお話していきたいと思います。

 

赤玉ポートワイン

 最近はお目にかかることが少なくなりましたが、昭和の時代に「赤玉ポートワイン」という甘いフルーティなワインがありました。覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。サントリーの基礎を築きあげた商品だそうです。
 スペインから輸入した葡萄酒が日本人の口に合わず不評だったため、甘くして作り上げたのが「赤玉ポートワイン」で、明治40年に発売されたのが最初だそうです。発売当時の価格は1本(550ml)38~39銭。お米1升が10銭という時代ですから、当時としては非常に贅沢な品でした。
 ちなみにお米1升はキロに換算すると約1.5kgです。また、大正時代に製作されたセミヌードの女性のポスターも有名ですね。時代の最先端を走っていた商品だと思います。

 

女性が飲むお酒「赤玉ポートワイン」

赤玉ポートワインのノスタルジー

 今とは違い、女性があまりお酒を飲む習慣がなかった時代に、甘くて香りのよい「赤玉ポートワイン」は多くの女性を魅了しました。ラベルの赤い丸が印象的なデザインです。初めから女性をターゲットにしたワインではなかったと思いますが、甘くフルーティな味わいと、美しいルビー色のワインは、いつの間にか女性が飲むお酒、女性が飲んでもよいお酒というイメージが出来てきました。たくさん飲むお酒ではなくて、グラスに少し、ゆっくり楽しみながら甘い香りの幸せに浸るようなお酒です。

 私は大人になってからもしばらくの間、ポートワインとは赤玉ポートワインのことだと思っていました。国産の比較的お手軽なワイン、それが私にとってのポートワインのイメージでした。
 それが、… 続きを読む

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大石 信子

大石 信子

株式会社ミントス 取締役副社長

日本航空株式会社 客室乗員部 国際線客室乗務員・ビジネススクールスチュワーデス課講師・JALコーディネーションサービス(現JALアカデミー)接遇マナーインストラクター・大手金融機関CS指導員を経て2007年に株式会社ミントスを設立、取締役副社長に就任。2008年より城西国際大学観光学部ビジネスマナー講師として教鞭をとる。
接遇マナーインストラクターとして20余年、主に金融機関、介護福祉施設を中心に年間100回近くの研修、講演の依頼がある。
株式会社ミントス http://mintos.jp

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