Ontimeを充実させるOfftimeの使い方(第7回)

一射絶命! 弓道で極限の集中力を身につける

2013.07.21 Sun連載バックナンバー

 西洋のアーチェリーが的に当てることを重視するスポーツなのに対して、日本の弓道は礼儀や型、心を重んじる武道です。腕を磨くことで、平常心と集中力を保つ精神コントロールが身につき、自然と風格がにじむようになるのが魅力。武道の中では、女性や腕力に自信のない人でも、意外に始めやすい、という特徴があります。

 

武道では競技人口最多 外国人、女性にも大人気

武道では競技人口最多 外国人、女性にも大人気 弓道というと、どうしてもマイナーなイメージがあるのですが、実は柔道や剣道、空手をおさえて、日本で一番競技人口が多い武道といわれています。少し古い資料になりますが、2003年に全日本弓道連盟が行った調査では、各地の連盟に登録している人の合計は、12万6,000人にのぼったそうです。女性が半分を占めていて、社会人は全体の35%くらいにあたります。
 的に向かって射る競技は他にもありますが、弓道では「礼に始まり礼に終わる」といわれるとおり、弓を射る作法を重視します。的に当たることより、「射法八節」と名付けられた作法がキチンとできていることの方が大切、という考え方もあるようです。的に向かう姿勢を作るところから始まり、弓を構えて弦を引き、矢を放った後も残心をとるのが弓道の作法。同じく弓を射る競技でも、アーチェリーにはない精神性が弓道の大きな魅力です。

 

一射絶命で究極の集中力を

一射絶命で究極の集中力を 弓道にはいろいろな名言があります。その一つが「一射絶命」。競技では2本の矢を連続して射るのですが、2本目があるとは思わず、1本目の矢に命をかけるくらいの集中力を持て、という教えです。邪念にとらわれず、精神を集中させる境地は「禅」の目指すものに近いため、「弓禅一如」ともいわれます。
 弓道の目的はこういった精神状態にたどりつくこと、といわれていますが、ビジネスにおいても、邪念なく心穏やかに集中できる状態を意識的に作る精神コントロールは、とても役立ちます。
 その他、小さな的が宇宙ほどの大きさに見えるようになれ、という「一分三界」の教え。降る雪の一片が地面に落ちるまで見失わないように集中すべし、という「雪の目付」など、弓道には集中力についての名言がいっぱい。心を鍛える競技として愛されてきたことがうかがえます。… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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