Ontimeを充実させるOfftimeの使い方(第5回)

香るたしなみ 香道で広がるセレブ人脈

2013.07.08 Mon連載バックナンバー

 茶道、華道と並ぶ日本古来の芸道である香道。所作や書道、古典文学の素養が求められるなど、真のセレブが楽しむ趣味だけに、一クラス上の人脈作りにも役立ちます。

 

香る歴史! 信長、家康、千利休も

香る歴史! 信長、家康、千利休も 香道では、香りを嗅ぐことを「聞く」といいます。雲母のお皿にのせた香木の薄切りを香炉の中であぶり、立ち上る香りを「聞く」のが香道です。単純に「聞香」を楽しむほか、においを当てるゲームなども行なわれます。
 さまざまな流派があったこの香道ですが、現存するのは主に「御家流」と「志野流」の2派といわれます。どちらも室町時代の公家、三條西実隆公を開祖としており、その後の広がりから、御家流は香りを楽しむことに主眼を置く公家の流派に、志野流は精神修養に重点を置く武士の流派となりました。
 奈良の東大寺正倉院には古くから「蘭奢待(らんじゃたい)」と呼ばれる香木が納められているのですが、日本の歴史上、これまで織田信長 足利義満 足利義政 土岐頼武 明治天皇だけが、一部切り取りを許された、といわれています。その他、徳川家康は珍しい香木を集めたマニアとして名高く、志野流を学んだ千利休がその作法を茶道に取り入れた、とのエピソードもあります。

 

蒐集も楽しい道具と香木

 日本古来の芸道らしく、香道も道具にはこだわります。香を焚く「香炉」はもちろん、炭団を運ぶための「火取り香炉」、香木をのせる雲母のお皿「銀葉」。さらに、香木を扱うためのさじや灰を押さえるための「灰押し」など、使われる道具はどれもすばらしい工芸品として洗練されており、蒐集するだけでも、深い楽しみを味わうことができます。
 もちろん香りのもととなる香木集めも香道の醍醐味(香木販売店:『香十』、『香雲堂』、『香越堂』など)。香木は樹脂に香り成分を含む木が土中に埋もれてできるものです。樹脂の質と量によって6つに分類され、味わいによって5つに分類されます。… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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