これで部下に自慢できる!最新IT・デジモノ用語解説(第7回)

知っておきたい!「私的違法ダウンロードの刑罰化」

2013.03.19 Tue連載バックナンバー

 中高年ビジネスマンのために、最新IT・デジモノ用語をわかりやく解説するシリーズ。第7回は、著作権保護を目的に2012年10月に施行された「私的違法ダウンロード刑罰化」(改正著作権法の一部)を取り上げました。この法律はどんな行為を刑事罰の対象とし、どこまでを対象外にしているのかについて解説します。

 

ネット上の違法動画をダウンロードするだけで犯罪になる可能性がある!?

ネット上の違法動画をダウンロードするだけで犯罪になる可能性がある!?

 無許可でネット上にアップされている動画や音楽を意図的にダウンロードしたら、有罪になる……!! そんな法律が2012年10月に施行されました。それが、いわゆる「私的違法ダウンロード刑罰化」(改正著作権法の一部)です。

 この法律では、インターネット上に違法にアップデートされているサイトから有償著作物(市販CD・DVDの音楽や映像)だと知りながら、ダウンロードする行為に対して、2年以下の懲役または200万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられることになっています。
 ただし、この刑事罰は権利者の告訴がなければ公訴提起(刑事裁判を起こせない)できない親告罪になっています。

 

以前からアップロードは有罪で、ダウンロードよりも厳しい厳罰を適用

以前からアップロードは有罪で、ダウンロードよりも厳しい厳罰を適用 すでにアップロードに関しては、10年以下の懲役または、1,000万円以下の罰金+損害賠償請求などの厳罰化が適用されていました。また、ダウンロードもすでに違法でしたが、私的利用に関しては刑事罰までは科せられていませんでした。そのため、「アップロードはアウト、私的利用のダウンロードはぎりぎりセーフ」というのが多くのネットユーザーの認識だったと言えるでしょう。

 しかし、着うた(ちゃく うた)やCDを正規に購入せずダウンロードで済ませるユーザーが増えるなか、著作権管理団体などが、ダウンロード違法化を求めてロビー活動を行ないました。これを受けて政府は、一定の要件を満たしている場合には私的使用のダウンロードであっても違法とするという内容を盛り込んだ改正著作権法案を2012年6月に国会に提出し、全会一致で可決成立。「私的違法ダウンロード刑罰化」が10月1日より施行されたのです。

 

改正著作権法における刑罰の対象外事項

 逆に、今回の法律では、次のような行為は刑罰の対象外となっています。

●違法アップロードされた動画や音楽をストリーミング視聴した場合(YouTubeなどはダウンロード時にデータがキャッシュファイルとして保存されますが、そこまでは問題にされていません)
●違法アップロードとは知らずに… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

PCが食べると便利度アップ! Cookieって何?
黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター&コピーライター、ディレクター

広告制作会社から独立後、フリーランスライターとして新聞、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで活躍。得意分野はIT、オーディオ、自動車、教育、保険、住宅など。取材・執筆をはじめキャッチコピー、ネーミング、販促企画、翻訳リライトなど多様なライティングニーズに対応可能。
Facebook: http://www.facebook.com/taijiro.kuroki

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter