成果を急速に、最大にするコミュニケーションの秘術

偉人に学ぶリーダーのための伝達法 4つの鉄則

2012.09.20 Thu連載バックナンバー

 コミュニケーションという言葉には、「人間関係」と「伝達」のふたつの意味があるが、ここでは「伝達」について取り上げる。ここでいう「伝達」とは、リーダーがメンバーを心底その気にさせる、いわば上下・タテのコミュニケーション(伝えかた、説得のしかた)ということだ。
 優れたコミュニケーションは、ただ施策を成功させるだけでなく、同時に集団の風土を変えDNAをつくることを可能とする。たとえば、Appleの設立者であるスティーブ・ジョブズと、パナソニックの創業者・松下幸之助は、コミュニケーションの達人だった。彼らの「伝達」の秘術をひもとき、メンバーを心底からその気にさせるコミュニケーションに必要な4つの鉄則を紹介していこう。

 

鉄則1 聞く

 まずは「聞くこと」が出発点だ。あの専制的なスティーブ・ジョブズさえ、事を始めるにあたってまず意見を求めた。もっとも、彼らしく何の気配りもなく、「これはダメ、あれはダメ」と絞っていき、とりあげるのはいつも2つか3つだけだった。ふっと閃いたことを、休みでも夜中でも、即みんなを呼び出して話しあうこともあった。
 一方で、これに反対すればまるで「射殺されそうな」雰囲気で至上命令を打ち出すこともあった。しかし、その内容は限りなく正しいもので、大きな成果に結びついたのである。

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大西 宏

大西 宏

ビジネスコンサルタント

パナソニックで5つの販売会社代表者として赤字経営の再建にあたる。ステレオ事業部営業部長のとき、担当商品を全国トップシェアに。「スティーブ・ジョブズ」「松下幸之助」「本田宗一郎」についての著書など多数

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