住まい購入の裏技、こっそり教えます(第7回)

維持費に落とし穴も! スマートハウスの真実

2013.10.18 Fri連載バックナンバー

 スマートハウスとは、IT技術によって、エネルギー利用などをコントロールする住まい、とされています。東日本大震災以降、人気を集め、最近では多くの住宅メーカーなどから販売されています。太陽光発電や蓄電池などを導入するため、普通の住まいより高額ですが、果たしてその価値はあるのか、疑問視する声も聞かれます。

 

あれもこれも? 定義はいい加減

 2011年3月に発生した東日本大震災により、国内の原子力発電所は軒並み稼働を停止しました。以来、冷暖房機器を使う季節になると、節電を呼びかける声が高まり、それに比例するように、住宅市場ではスマートハウスの人気が高まっています。

 スマートハウスという言葉に公的な定義はありませんが、一般的には「IT技術を用いて、家庭のエネルギー利用を効率化する住まい」とされています。そのため、スマートハウスを見分ける最大のポイントは家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を導入しているかどうか、だと言われます。
 太陽光発電やガスコージェネレーション装置などの「創エネ」、蓄電池や電気自動車などの「蓄エネ」、生活に即したエネルギー使用などによる「省エネ」という3つの機能をIT技術によって効率的にコントロールするのがスマートハウス、というのが一般的な定義です。
 住まいが発電し、さらに電力使用量を抑えてくれるので、節電を意識せず、快適に暮らせることや、光熱費を大幅に削減できること、CO2排出量を抑制できることなどがメリットとされています。

 ところが、人気が高まるにつれ、単に太陽光発電設備やガスコージェネレーション設備を導入しただけの住まいを「スマートハウス」と名付けて販売するケースも見られるようになりました。
 今のところ、こういった売り方にペナルティが課されたケースは報告されておらず、野放し状態が続いているので、注意が必要です。… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter