やっぱりスゴかった!! 今振り返るバブル黄金伝説(第4回)

天井知らずの株式相場!誰もが一攫千金を夢見た時代

2013.09.27 Fri連載バックナンバー

 バブル時代のスゴさを今の若い世代に伝えるシリーズ最終回(4回目)は、当時の財テク・投資に関する黄金伝説です。TVニュースでは、連日、株価上昇に関するニュースが大々的に取り上げられ、多くの人が株式や絵画、ゴルフ会員権の売買に夢中になったバブル全盛期、そしてついに訪れたバブル崩壊についても紹介します。

 

株取引に関する黄金伝説

株取引に関する黄金伝説★NTT株は、売り出し後2ヶ月で3倍近い318万円に!
 1987年2月、NTT株が上場されました。当初の売り出し価格は1株あたり119万円でしたが、2ヶ月後には3倍近い318万円の高値を付けました。このことをきっかけに「株取引は儲かる!」という意識が国民の間に広がって、それまで株には縁がなかった人たちまでもが株を買うようになり、空前の株ブームが起きたのです。

★株価は、1989年末に史上最高値3万9,810円を達成!
株取引に関する黄金伝説 右のグラフ(1980年以降の日経平均株価の推移(12月終値))を見れば分かるように、1980年末に7,116円だった日経平均株価は、1986年末には18,701円、1987年末には、21,564円、1988年末には、30,159 円、そして、1989年12月29日には史上最高値39,810円を付けました(現時点<2013年9月17日終値>の株価14,311円の約2.8倍!)。これは単に国内が株ブームに沸き立っていたからだけではなく、ヨーロッパなどの余剰資金が投機資金としてわが国に大量に流入してきたことも影響しました。このことによって、以前から株券をタンスにしまいこんでいた人にとっては「濡れ手に粟」の結果をもたらしました。1980年に1,000万円だった株券が9年間で約6倍の6,000万円になったのですから笑いが止まらなかったでしょう。

★本業以上の利益を株式投資で稼ぐ「財テク企業」が登場!
 バブル期に、株式投資などで本業以上の利益を稼ぎ出していると有名になったのが、阪和興業、ヤクルト、サンリオなどです。こうした財テク(財務テクノロジーの略)企業だけでなく、普通の会社でも財テクが盛んになった背景には、金融機関に株式投資を一任して運用する特金(特定金銭信託)やファントラ(ファンドトラスト)という金融商品を証券会社や信託銀行が盛んに売り出したことがありました。これら特金・ファントラは税制上のメリットもあったので多くの企業が購入し、… 続きを読む

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黒木 泰二郎/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

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フリーランスライター&コピーライター、ディレクター

広告制作会社から独立後、フリーランスライターとして新聞、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで活躍。得意分野はIT、オーディオ、自動車、教育、保険、住宅など。取材・執筆をはじめキャッチコピー、ネーミング、販促企画、翻訳リライトなど多様なライティングニーズに対応可能。
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