流行りものリターンズ(第1回)

鍵は「らせん」 何度も流行するおもちゃたちの秘密

2013.08.05 Mon連載バックナンバー

 昨年度人気沸騰したのが、ラジコン関連おもちゃ。特にラジコンヘリが大人気で、売り上げは前年比で47.3%も増えています。子どものころ買ってもらえなかった大人たちが、飛びついたのだとか。リバイバルするおもちゃには、どんな特徴があるのか、子どもには楽しく、大人には懐かしいおもちゃの秘密を探ってみました。

 

時代を超えてリバイバルするおもちゃたち

時代を超えてリバイバルするおもちゃたち 3大男児ホビーと呼ばれるおもちゃがあります。「ベイブレード」「ハイパーヨーヨー」「爆丸(ばくがん)」の3つがそれ。玩具店ではそれぞれ、大きなスペースが設けられています。3つともに共通するのは、古くからある遊びを進化させたものであること。
 たとえば「ベイブレード」はベーゴマの進化型で、別売りのパーツを組み合わせることで、「攻撃重視」や「安定回転重視」など、さまざまなタイプのコマを構成することができます。昔の子どもはヤスリなどで削って改造していましたが、パーツの組み替えなら、誰でも簡単に行えますし、構成ごとに異なるカラフルなデザインも楽しめます。同じく、ハイパーヨーヨーもダイヤルを回すことで操作性を変えられるものや、発光するものなど、新しい機能により進化したアイテムが登場しています。
 この二つに共通するのは、数年おきにブームが訪れていること。ベーゴマは2001年、2008年と最近でも2度のブームが到来。ヨーヨーも1970年代の「コカコーラ・ヨーヨー」ブーム、1980年代の「スケバン刑事」ブームなど、爆発的な流行を何度も発生させた上で、現在のハイパーヨーヨー人気に落ち着いています。
 「爆丸」は少し事情が違い、おはじきの進化型が流行するのは、今回がほぼ初めてです。カードゲームと組み合わせる、という遊び方が普及するのに少し時間がかかりましたが、定着ぶりを見ると、やはり今後長く、定期的なブームをもたらす可能性は大きそうです。

 

大人が買うおもちゃもブームに

大人が買うおもちゃもブームに 「父の日」向けのセールを行う中で、大丸心斎橋店では一昨年、紳士服などが並ぶ紳士用品売り場にラジコンヘリのコーナーを設けました。これが大当たり。GWまでの3週間で、なんと1000機が売れたのだそうです。
 友だちと一緒に遊ぶ子どもたちは、流行しているものをとりあえず買わずにはいられません。そのため、子ども向けのおもちゃには、「いったん火がつけば爆発的に売れる」という特徴があります。一方、大人は… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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