Bizコンパスセレクト・注目のニュースリリース(第27回)

「エッジコンピューティング構想」等32本

2014.01.30 Thu連載バックナンバー

 Bizコンパス編集部が選ぶ注目のITニュースリリース。今週は「エッジコンピューティング構想」など32本のニュースリリースをご紹介します。

 

SAPアプリケーション向けクラウド

 HPのマネージドクラウドサービスである「HP Enterprise Cloud Services」(HP ECS)の仮想プライベートクラウドのクラウドインフラ上でSAPアプリケーションを運用する。従来型のオンプレミスでの運用と比べてIT総所有コストを削減できるとのことです。

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が、日本を含む世界各国のクラウドデータセンターで運用するSAPアプリケーション向けクラウドサービス「HP Enterprise Cloud Services for SAP Applications」を提供開始(2014/01/24)

 HPは、SAP社のグローバルリーディングパートナーとして、様々な共同認定ソリューション開発の実績があります。また、クラウド環境を含むHPのプラットフォーム上でSAPを稼働させるお客様が日本国内を含む世界各国に数千社存在する中で、HP自身もSAPの世界最大規模のユーザーの一つです。この実績から導き出されたベストプラクティス、そして世界各国に在籍する経験豊富なHPのSAPコンサルタントが提供するサービスが、お客様のSAP環境の移行や導入、さらに運用までを支援し、成功に導きます。

 

ITの近未来展望と技術トレンド

 NTTデータが2012年から公開している情報社会と技術のトレンド。各トレンドおよび根拠となるデータや事例を紹介したパンフレット冊子を3月末にリリースする予定。

NTTデータが、情報社会の近未来展望とITに関する技術トレンドを示す「NTT DATA Technology Foresight 2014」を公開(2014/01/24)

 従来から、NTTデータでは”変化に対応した持続的な成長の実現”を目的として、10年後を見据えた先進技術の調査を実施してきました。未来像を示し技術やサービスを通じて社会全体の発展に貢献するため、2012年からトレンド情報の公開を始めました。2013年からは「NTT DATA Technology Foresight」と称して、「情報社会トレンド(近未来の展望)」と「技術トレンド」の2系統を本格的に発信しています。今回、海外グループ会社の有識者を多数追加した新しい検討体制を構築し、2014年版「NTT DATA Technology Foresight 2014」を策定しました。

 

エッジコンピューティング構想

 ユーザーと物理的に近い場所にエッジサーバを設置し、距離を短縮することで通信遅延を最大100分の1に短縮できる技術。さらに、スマートフォンなどの端末側で行っていた処理をエッジサーバに分散させることで、端末性能に依存しない高速なアプリケーション処理が可能になります。従来のクラウド技術では困難だったリアルタイム性が必要なサービスや、サーバとの通信頻度・量が多いビッグデータ処理など新たな領域での活用が期待できるといいます。

NTTが、端末の近くにあるエッジサーバに処理を分散させることで、従来の集中的配備されたクラウド環境と比べて通信遅延を短縮すると同時に端末負荷やトラフィック軽減を目指す「エッジコンピューティング構想」を策定し、第1弾としてアプリ処理を高速化するクラウド技術「分散型Web実行プラットフォーム」を開発(2014/01/23)

 現在、企業のビジネスモデルを変革し、個人の生活スタイルを創造していくクラウドサービスは、ますます普及が進んでいます。しかし、地球規模で集中配備された大規模なデータセンタを用いた従来のクラウドコンピューティング環境では、ユーザからデータセンタまでの距離が遠く、光の速度に起因して発生する通信の遅延を縮められないため、交通制御のような高いリアルタイム性が求められるアプリケーションに適用することが困難でした。また、今後利用が拡大していくM2Mのようなビッグデータを扱うアプリケーションでは、情報をデータセンタに集約処理するためのネットワーク帯域の増大が課題となります。

 

マルチクラウド対応のクラウド管理ツール

 SCALRは、Amazon Web Services(AWS)やRackspace、IDCフロンティアなど複数のクラウドサービス、OpenStackやCloudStackなどのプライベートクラウドを統合的に運用・管理できるツールです。今回、米SCALRの委託を受け、アジア地域の拠点としてSaaS型サービスの運営を行うとのことです。

クリエーションラインとビットアイルが、米SCALRのマルチクラウド対応クラウド環境管理ツール「SCALR」を日本国内のデータセンターから提供開始(2014/01/22)

 クリエーションラインでは、SCALRをオンプレミスで利用できる製品の提供も行っており、SCALRを使った環境の構築やサポートについての実績を持っています。また、クリエーションラインが2013年8月19日に発表したCloudStack搭載のアプライアンス型プライベートクラウド「Clouds Box(クラウズボックス)」とも連携し、外部クラウドサービスと社内のプライベートクラウドをシームレスにつなぎたいというハイブリッドクラウドへのニーズを持つ企業に対しても提案していく予定です。また、ビットアイルは、OpenStackベースのプライベートクラウドやAWSクラウドの東京リージョンとビットアイルデータセンター内のシステムを高速で接続するサービス「BI-Direct Access for AWS」などを組み合わせ、SCALRを活用したマルチクラウド・ハイブリッドクラウドの提案をグループ会社のAXLBIT株式会社を通じて行います。

 

 その他、Bizコンパス編集部が選んだ注目のニュースリリースです。… 続きを読む

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