目からウロコ 今週の統計・アンケート(第11回)

起業・新規開拓ならこれ! ブレイクがにおう業種

2013.06.22 Sat連載バックナンバー

 アベノミクスで物価は上昇! でも収入は? 経済システムが激変するタイミングは、チャンスとピンチが一緒にやってきます。今後3年間は起業には絶好のタイミングといえそう。ただ、これまでとは経済の流れが変わっていきますから、従前勢いのあった業種がダメになったり、これまで注目されなかった業種がブレイクしたりすることも。そんな流れを読み解いてみました。

 

物価は上がるが給料は上がらない

物価は上がるが給料は上がらない 安倍首相の登場で、日本の経済は昨年末から転換期を迎えています。いわゆるアベノミクス効果は大きく、株価は高騰、輸出関連企業が好決算を発表するなど、景気回復の兆しがうかがえるようになりました。愛媛銀行が5月に発表したアンケート調査(PDF)によると、県下企業のうち、なんと83.6%が「アベノミクスを評価する」と回答しています。ただ、円安による原料価格上昇分を価格転嫁できている企業はわずかに2.3%どまり。ダイヤモンド・オンラインが4月、読者を対象に行なったアンケート調査では、「これから年収がアップする・しそう」と答えた人も15%しかおらず、「かなり下がる」「やや下がる」「変わらない」など悲観的な答えを選んだ人が82%と大勢を占めました。
 安倍政権発足から半年を経て、大企業の収益は上がるものの、中小企業や個人の収入は増えないどころか、物価高の中、じり貧状態に陥る、と考える人が多いようです。

 

起業・新規開拓で経済変革の波に乗る

起業・新規開拓で経済変革の波に乗る ならば、じり貧の流れに押し流されるのではなく、起業あるいは新規開拓で、経済変革の流れに乗ることも検討に入れるのが賢明です。
 では、日本経済は今後どう流れていくのでしょう? 今年の年初にロイターが発表した主要企業のトップ40人に対するアンケートでは、為替の円高是正は上限90円とみる企業が最多の16社みられました。日経平均の上限も1万1,000円が最多の10社ということで、5月末下旬でのドル/円で100円超、日経平均株価1万5,000円超えは、大方の予想を上回る急上昇ぶりであることがうかがえます。
 6月初旬の現在、いずれも調整局面に入っており、乱高下しているものの、安倍政権発足前に比べ、円安、株高に大きく振れた大局は変わっていません。今後も調整は繰り返すものの、短期的、中期的には一定の円安、株高基準は維持される、とみるのが自然でしょう。他にも、今後の経済全体の大きな流れを作る要素として注目されるものに、「長期金利の上昇」や「大量の公共投資」「住宅ローンの支払いを猶予してきた日本版モラトリアム法の終了」などがあり、関連業種にたずさわる人には目が離せないところです。… 続きを読む

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谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

谷垣 吉彦/studio woofoo(www.studio-woofoo.net)

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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