資金調達力を強化する方法(第5回)

資金調達の成功事例

2012.09.05 Wed連載バックナンバー

 これまで4回に渡って、資金調達をするための方法を説明してきました。最後となる今回は、資金調達の成功事例をご紹介したいと思います。実際に筆者が関わったもので、平成23年1月期に債務超過にまで陥ってしまったとある建設会社が、平成24年4月に融資を受けることができた事例です。

 

企業の概要および直近3期の業績

 株式会社A建設は、店舗もしくは住宅の窓やドアの製作および取り付け工事を行なっています。資本金は1,000万円、社長を含めて6名の企業です。

平成23年1月期までの業績経過

 A建設では、以前は年商が1億円を超えていましたが、最近は半分近くにまで落ち込んでいました。しかも2期連続の赤字によって、平成23年1月期は債務超過にまで陥っていました。
 また、社長は毎年、期首に予想損益計算書を提出していましたが、それは資金調達を有利にすることが目的で、いつも計画と実績が大きく乖離する内容でした。2期連続赤字や債務超過も原因ではありますが、融資担当者はその点を非常に問題視していました。そのため、社長が融資の相談に行っても、融資担当者の回答は「翌期の決算書を見てから」という厳しいものでした。

 

業績改善に向けた対策

 平成24年1月期は利益を出すために、以下の対策を取りました。

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瀬野 正博

瀬野 正博

有限会社エム・エヌ・コンサル 代表取締役
銀行融資コンサルタント

1995年、地方銀行に入行し、企業向けの融資を担当。1999年、税理士事務所に入社。
法人担当として法人税に関することだけでなく、銀行融資取引に関するサポートも行う。2005年、有限会社エム・エヌ・コンサルを設立。

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