業界別IT活用法(メディア・娯楽業界【解決編】)

メディア業界の課題解決と変革を進めるIT施策とは

2014.03.24 Mon連載バックナンバー

 課題編では、視聴形態の多様化に伴って放送事業者が取り組むべきテーマについて紹介した。解決編では、そのようなテーマに対してIT領域で取り組むべき解決策について述べていきたい。

 

ITの領域で取り組むべき施策の概要

 メディア業界で取り組むべきテーマとしては、(1)スマートフォンと連動した「マルチスクリーン化」、(2)コンテンツの二次利用を促進する「マルチプラットフォーム対応」、(3)モバイル&タイムシフト化、(4)他事業とのコラボレーションモデル、(5)コンテンツの再強化(高画質化含む)という5つの大きな方向性がある点は前回記載した通りである。これらのテーマに対してITが実施するべき活動としては、2つの方向性が存在する。

◇方向性1:ワークスタイル改革を実現する情報基盤の確立

 今後業界の変化に対応していくためには、現在、発生している業務上の課題を解決し、付加価値のあるコンテンツ作成や新たな業務プラットフォーム構築など、企画系の作業にリソースをシフトすることが求められる。そのためには、「ワークスタイル改革」を実現できるIT基盤を構築する必要がある。

◇方向性2:新たな事業シフトのためのIT基盤の構築

 マルチスクリーン化、タイムシフトが進むメディア業界においては、従来のテレビという発想を超えてコンテンツを提供・配信し、かつそのコンテンツをベースに他の放送外収益を確保するエコシステムの確立が必須だ。そのために、… 続きを読む

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水上 晃

水上 晃

デロイト トーマツコンサルティング株式会社 シニアマネジャー

デロイト トーマツコンサルティングTMTE(ハイテク・メディア・通信・エレクトロニクス)ユニット所属。大手鉄道会社経営企画部、外資系コンサルティング会社を経てデロイトトーマツコンサルティング株式会社に参画。通信キャリア、ハイテク領域に対して事業戦略立案、情報システム導入戦略と導入支援、大規模BPRなどのプロジェクト経験を豊富に有する。ITを活用した業界変革・業界融合のテーマを中心にコンサルティング活動を展開。昨今は「JCC(ジャパンクラウドコンソーシアム)M2MビックデータWG」の事務局も務める。

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