海外IT動向ウォッチング 2017年4月~2017年9月(第7回)

AIは人間の見た目も良くする(ただし写真に限る)

2017.05.22 Mon連載バックナンバー

 TwitterやFacebook、インスタグラムなどのSNSの影響で、「セルフィー」(自撮り)が広く人気を集めています。

 このセルフィー、編集アプリを使って画面上の自分の顔を「美白」や「美顔」にする点でも人気ですが、アドビシステムズではAI(人工知能)を活用して、さらに見栄えをよくする編集ツールのデモを披露して話題になりました。「セルフィーなのに、まるでプロカメラマンが撮ったみたいに見える肖像写真」をスマートフォン上で簡単につくれるツールです。

 

遠近効果やタッチを撮影後に調整

 アドビといえば、写真編集ソフトの「Photoshop」がお馴染みですが、その得意分野でAIを活用する研究も進めています。さきごろ同社が公開したツールは、2016年に発表したAI機械学習技術「Adobe Sensei」を応用したものです。デモ動画では次のように説明しています。

 美しいポートレート写真のためには、正しい遠近、機器、編集スキルが必要だ。でもAIと深層学習を利用して、できの悪いポートレート写真をカッコよくできればどんなに素晴らしいだろう。しかも、全てスマートフォン上でできたらだ……

 写真専門情報サイトのPetaPixelは「これが写真の未来だ」と題して、3つのツールを紹介しています。

 一つ目のPerspective Effect Editingは遠近法の効果を編集・修正するツールです。セルフィーのとき、カメラが近すぎると、頭が風船のように膨らんで写ってしまいます(これを避けるために自撮り棒を使ったりしますが)。Perspective Effect Editingを使うと、構図はそのままに、自然な距離から撮ったように被写体の見え方を調整できます。

 次のAutomatic Portrait Maskingは、被写体を背景から自動的に分離して奥行きや立体感を出すツールです。

 三つ目のPortrait Style Transferは、ポートレートライブラリの中から好きなスタイルを選び、撮った写真の印象を一変させるツールです。色調をセピアにしたり、有名人のお気に入り写真とそっくりなタッチに変換したりできます。

 

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