海外IT動向ウォッチング 2017年4月~2017年9月(第4回)

人間の後についてくる「荷物運びロボット」登場

2017.04.24 Mon連載バックナンバー

 自動車メーカーの多くは、次の時代の主力製品として自動運転車に力を入れていますが、スクーター「ベスパ」で有名なイタリアの二輪車メーカー「ピアッジオ」のグループ会社は、ひと味違った“荷物運びロボット”を発表しました。

 樽のような丸いボディで、荷物を積んで人間の後をついてくるパーソナル向けのこのロボットは「Gita」(ジーター)と名付けられています。形は違いますが、なんとなくスターウォーズの「R2-D2」を連想させるカワイイロボットです。

 

18kgの荷を積んで、左右二輪で敏捷に走行

 Gitaを開発したのは欧州最大の二輪車メーカー、ピアッジオが米国ボストンに設立した先端開発の子会社、ピアッジオ・ファースト・フォワード(PFF)です。同社は、人間の移動を支援する全く新しい方法を創り出すことを目指しており、Gitaを次のように紹介しています。

 もし両手が空いていたら、どんなに自由に動けるか想像してみてほしい。煩わしい荷物を持ち歩くことを考えなくていいのだ。そして、あなたが歩くのについて来るコンパニオンがいる。Gitaは、高性能な二輪車の持つ安全性、ブレーキ、バランス、車両力学を備えたインテリジェントで敏捷に動ける貨物車両だ。

 Gitaは高さ(直径)66cm。ボディより少し大きい車輪を左右に持っていて電力で自走します。前進、後退、その場での回転などの機敏な動きも得意で、1回の充電で歩行者の速度でなら約8時間走ることができるといいます。最大速度は時速約35kmというので、必要とあれば、原動機付き自転車並のスピードで突っ走ることも可能です。

 荷物は、上部のハッチを開いて積み込みます。荷物室は回転せず、移動中も垂直に保たれます。最大積載量は40ポンド(18kg)なので、あまり大きなもの、重いものは入りませんが、スーパーでの多めの買い物とか、スーツケースに入れて運ぶようなものは入れられます。

 

人間を置き換えるのでなく、助けるロボット… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

AIは存在しない風景の写真も“撮影”できる
Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter