海外IT動向ウォッチング 2017年4月~2017年9月(第2回)

服に触ってスマホ操作、リーバイスとグーグルが協業

2017.04.10 Mon連載バックナンバー

 ジーンズの代表的なブランド、米リーバイスがグーグルと手を組んで、“スマートジャケット”を開発しました。自転車に乗りながらでも、袖にタッチしてスマートフォンを操作できるウェアラブルデバイス内蔵ジャケットです。

 ウェアラブルコンピューティングは、いまひとつ人気が出ないようですが、今度は大いに期待する声が出ています。

 

初の実用的なウェラブル?

 両社コラボのスマートジャケットは、リーバイスのサイクリスト向けデニムジャケット「コミューター・トラッカー・ジャケット」に、特別な仕掛けをしたハイテク製品です。袖の部分に手を触れることでスマートフォンをワイヤレス操作できます。例えば、付近にあるコーヒーショップなどのスポット探しや、電話着信の応答、音楽の再生などができるといいます。

 実際に試用してみた米ザ・バージのレポーターは、手放しで絶賛しています。

 ジャケットを着て、まだベータ版のモバイルアプリの一部の機能を試してみたが、このジャケットはここ最近で発表された「コネクテッドデバイス」の中で最も可能性があると感じた。洋服としても魅力的で着心地が良いが、このジャケットは、初めて出てきた実用的な”ウェアラブルテック”といえる一着だ。

 ジャケットは、グーグル社内で先端技術を開拓するATAP(Advanced Technology and Projects)グループのプロジェクト「プロジェクト・ジャカード」(2015年発表)とリーバイスの協業によるものです。

 当初は2017年春の製品発売を予定していましたが、先ごろ、少し遅れて今秋に発売されることが決まりました。価格は350ドル(約4万円)で、通常版のコミューター・トラッカー・ジャケット(オンライン販売サイトで148ドル)の2倍以上になります。

 

袖をタッチ画面代わりに使う

 プロジェクト・ジャカードは、布製品をデジタル機器の「タッチ・インターフェイス」に利用しようという試みです。電流が流れる糸「導電糸」を、綿、ポリエステル、絹などの繊維と組み合わせますが、見た目は… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

Bizコンパス編集部

Bizコンパス編集部

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter