海外IT動向ウォッチング 2016年10月~2017年3月(第5回)

ドローンはやがて「1人1台」が当たり前になる?

2016.11.07 Mon連載バックナンバー

 米アマゾン・コムが、新しいタイプのドローンの特許を取得したことが明らかになりました。ミニチュアサイズで、音声の命令を聞いて人間の活動をサポートするものです。同社はドローンを使った荷物宅配の準備を進めていますが、さらに広い範囲でドローンを活用することを考えているようです。

 

音声命令で活動する小型ドローン

 10月18日付で米特許商標庁(USPTO)に登録されたアマゾンの特許は、「無人航空機アシスタント」というタイトルです。カメラやマイクを内蔵したミニチュアサイズのドローンのシステムで、人の音声命令を受けて、さまざまな仕事をこなすことができるといいます。警察や消防の業務を想定しており、次のような例を挙げています。

・迷子の捜索(顔認識技術や、子供の服のバーコードを利用)
・駐車場に止めた車の位置探索
・火災現場での人命救助支援
・事件の容疑者の追跡

 このうち、容疑者の追跡については、テクノロジーニュースの米Geekwireが次のように説明しています。

 アマゾンの特許では、ドローンが道路の上空をホバリングして、パトカーのカメラでは見えない視点からチェックすることができる。また警官はドローンを使って容疑者追跡ができる。複数を追いかけなければならない場合、自分が1人を追い、ドローンにもう1人を追跡させることもできるのだ。

 また消防については、温度を感知するカメラを使って、火事の場所を検知するといったことができるといいます。

 いずれも上空から様子を見ながら素早く移動できるドローンの特徴を生かしたものですが、一番新しい点は、音声コマンドで操作できるということでしょう。リモコンで操るのに比べて手軽ですし、手がふさがっていても問題ありません。

 アマゾンは人の命令や話を聞くスピーカー型機器「アマゾンエコー」を米国では販売していますが、ドローンシステムは、その延長上にあると言えそうです。

 

ドローンに力を入れるアマゾン

 新ドローンのもう一つの特徴が小型化です。特許書類に添付された図をみると、警官の肩の上に乗っています。また、ドライバーに職務質問している間、上空をホバリングしながら、映像と音声を記録するという説明図もあります。

 一方、これだけ小さなのサイズにするということは、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter