海外IT動向ウォッチング 2016年4月~9月(第7回)

メガネ型デバイスならぬ“眼球内”デバイスが登場

2016.05.23 Mon連載バックナンバー

 米グーグルには、メガネ型のコンピューター端末「グーグルグラス」がありますが、もっと先になると、「かける」必要もなくなるのかもしれません。同社が、眼球の中に挿入するデバイスの特許を出願していたことが先ごろ、明らかになりました。近視、遠視などの矯正だけでなく、通常以上の視力まで得られるといいます。

 

眼球内に注射して視力を強化

 この技術は、グーグルが2014年10月に米特許商標庁(USPTO)に特許出願していたもので、発明者は、グーグルグループのライフサイエンス企業、ベリリー(Verily)のCEOであるアンドリュー・コンラッド氏です。「眼球内デバイス」と呼んでおり、今年4月末に特許が公開になりました。

 いち早く報じた米フォーブズは次のように説明しています。

 特許出願書類によると、このデバイスは、眼球内に注射で注入し、「水晶体包」(水晶体を包む透明な被膜)内で固まって連携するようになる。注射は、「水晶体を取り除いてから」行う。

 聞いただけで目が痛くなるような気がしますが、水晶体の除去は、実は白内障の治療などでよく行われている手術です。その場合、代わりに人工の眼内レンズを入れて視力を回復します。

 これに対して「眼球内デバイス」は、その進化版とも言うべきもので、視力を取り戻すだけでなく、新たな機能を持たせ、普通の人間の能力を超えるところが画期的です。まさにサイボーグ化です。

 

視力強化だけでなく、撮影も可能に

 眼球内デバイスはどんな仕組みなのでしょうか。出願書類によると、電子レンズ、ストレージ、センサー、無線、バッテリー、”バイオ・インタラクティブ”技術などで構成。エネルギーはワイヤレスで給電され、スマートフォンなど外部デバイスに搭載したプロセッサーで必要な演算処理を行うようです。

 その結果、次のようなことが可能になると米CNNは説明しています。… 続きを読む

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