海外IT動向ウォッチング 2016年4月~9月(第17回)

「IoT」は本当にビジネスになっているのか?

2016.08.08 Mon連載バックナンバー

 IoT(モノのインターネット)は、IT業界に限らず、あらゆる産業に変革をもたらすと期待されていますが、現状はどうなのでしょうか。ビジネスで利益をあげている企業は、どの程度の割合なのでしょうか。

 米シスコシステムズが「IoTは1,400兆円の利益を生む」と打ち上げて3年。業界団体の新しい調査から現在の様子をうかがうことができます。

 

IoTで収益を上げているチャネル企業が増加中

 欧米を中心にIT実務能力の認定活動をしている業界団体CompTIA(Computing Technology Industry Association)が7月末にIoTビジネスに関する調査報告書「Internet of Things Trends and Opportunities」(IoTトレンドとビジネスチャンス)を発表しました。ベンダーのサービスや製品を販売するITチャネル企業に勤務する専門家350人と、ITと事業部門の幹部512人を対象に、今年5月と6月にビジネスとしてのIoTについて聞いてまとめたものです。

 結果は明るいものでした。ITチャネル企業の23%が「既にIoTで売上が出ている」と回答。これは前年の8%から15ポイントの大幅増です。さらに3分の1が、今後1年間のうちにIoTの売上が出ると予想しているとのことです。CompTIAの技術分析担当上級ディレクター、セス・ロビンソン氏は次のようにコメントしています。

 チャネル企業はIoTのビジネスチャンスのマネタイズという点で、大きな成果を遂げつつある。過去数年とは異なり、いまや重要な収益源の候補とみているのだ。

 具体的な収益源は、「コンサルティング」(40%)、「セキュリティ」(36%)が多く、その他では、「分析」「マネージドサービス」「カスタムアプリ開発」などが挙がりました。

 

IoTは複雑で、チャネル企業が求められる

 好材料は他にもあります。「この1年でIoTのビジネスの見通しが改善した」と感じている回答者が全体の4分の3にのぼりました。ただし、… 続きを読む

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