海外IT動向ウォッチング 2016年4月~9月(第14回)

クラウドと「霧」が、災害時の通信のパンクを防ぐ

2016.07.11 Mon連載バックナンバー

 巨大災害の際は、初動対応チームや行政機関現地の状況を迅速に把握することが重要です。最近では、カメラを積んだドローンなども使って、一気に大量のデータを集めることも可能ですが、せっかく集めた情報が、通信の輻輳(ふくそう、1つの場所に集まって混雑すること)のため、うまく届かないことも起こりえます。

 そんな中、米ミズーリ大学の研究者が、輻輳の発生を防ぎ、データ転送を高速、効率的に処理する技術を開発したと発表しました。

 

ネットワークのパンク回避に必要な“下準備”とは

 高精細画像の情報は、被災地の状況を把握するのに有効です。どんな被害があるのか、どのような支援が必要か、緊急度はどうか、救助を必要とする人がどこにいるか、など重要な情報が得られます。さらに、スマートフォンの普及により、現地にいる一般の人からも大量の情報提供を受けることができます。

 しかし、そうした大量の情報が一斉に送られると、輻輳によりネットワークがパンクして、救援活動がスムーズにできなくなる恐れがあります。過去の大地震のとき、携帯電話の回線がパンクして通信が利用できなくなった例をみてもわかるでしょう。

 米ミズーリ大学の研究グループは、新しい画像クラウドコンピューティングのプラットフォームを開発したと発表しました。メンバーのプラサド・カリヤム助教は、次のように説明しています。… 続きを読む

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