海外IT動向ウォッチング 2015年10月~2016年3月(第9回)

11歳の少女がはじめたセキュリティビジネスとは?

2015.12.14 Mon連載バックナンバー

 悪質なハッカーが狙うのは「12345678」とか「abcdefgh」とか、簡単な文字列のパスワードです。少し複雑にして、「baseball」「yamada」とか意味のある言葉にしても、あっさり破られてしまいます。

 米国で、11歳の少女がサイコロを使って、強力かつ安全なパスワードを生成する方法を思いつき、ウェブサイトでサービスとして販売するというビジネスを始めて話題になっています。Dicewareがそのサイトです。

 

強力・安全なパスワードをサイコロで生成

 この少女の名前はミラ・モディさん、米ニューヨーク在住の11歳です。モディさんのWebサイトの自己紹介は次のように述べています。

 私の名前はミラ・モディです。ニューヨークに住む6年生で、強くて安全なパスワードを販売します。パスワードを買うなんて…と思うかもしれないけど、”12345”とか”password”みたいな、まずいパスワードを使う方がもっとクレイジーなのです。

 モディさんは、「ダイスウェア」という仕組みを利用して強いパスワードを作ります。ダイスウェアはコンピューター・コンサルタントのアーノルド・ラインホールド氏が考案したもので、「Diceware Word List」(日本語版)を利用して、数十文字にもなる長いパスワード(パスフレーズ)をつくります。

 このリストには5桁の数字に単語が割り当ててあり、サイコロ(Dice:ダイス)を5回振って、数字を出します。6つの単語を得るために、サイコロを計30回(5回を6セット)振ります。

 たとえば出た目が「16661」なら… 続きを読む

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