海外IT動向ウォッチング 2015年10月~2016年3月(第3回)

求むセキュリティ人材! 英国がゲームで発掘

2015.10.26 Mon連載バックナンバー

 サイバー空間の重要度が高まるにつれ、セキュリティ人材の確保が必須となり、企業だけでなく国の課題にもなっています。英国政府は、この人材を発掘するために一計を案じました。オンライン上にセキュリティのスキルを試すゲームを公開して将来のセキュリティエンジニアとして有望な若者たちを見つけようというのです。ゲームは「Cyphinx」という名で、9月末に公開されました。果たして狙い通りにいくのでしょうか。

 

ゲームでサイバーセキュリティのスキルを証明

 セキュリティ人材発掘ゲーム「Cyphinx」(英テレグラフのスライドショー)は、英国の内閣府が支援するセキュリティ人材のコンペとネットワークを目的とした組織「サイバー・セキュリティ・チャレンジ UK」を中心に、政府と民間企業が共同で展開するゲームプロジェクトです。協賛企業は優秀なプレーヤーをみつけて、スカウトできます。

 ゲームの目的は、サイバーセキュリティのスキルを試してもらうことです。若者が仮想世界の中で気軽にできるゲームという形をとることで、サイバーセキュリティという職種そのものへの関心を高めたいという期待もあるようです。

 ゲームに参加するには、まず自分の「アバター」を作成し、仮想世界の高層ビルに入ります。ビルのロビーには、パネルでゲームが表示されており、ここから自分が試してみたいものを選んで、与えられる課題をクリアしてゆきます。ビル内ではエレベーターに乗ってフロアを移動でき、各フロアにさまざまなゲームが用意されています。

 ゲームはそれぞれ開発者が異なり、目的も異なります。ゲームでの活動はアバターを介してすべて記録され、リスク分析、フォレンジック分析、ネットワーク防御、倫理といった分野別に評価されるとのことです。ゲームをしながら、サイバーセキュリティスキルに関心がある企業向けにデジタル履歴書が出来上がるといいます。

 Cyphinxは、24時間365日アクセスできます。誰でも利用できますが、ターゲットとしているのは… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

連載記事

日本企業が組織的サイバー攻撃の標的に
Infostand

Infostand

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter