海外IT動向ウォッチング 2015年4月~9月(第7回)

企業の最優先事項に異変? 世界のCEOアンケート

2015.05.25 Mon連載バックナンバー

 トップは常に先を見通しながら戦略を立てねばなりませんが、IT関連調査会社米ガートナーの新しいレポートによると、世界の大企業のトップたちが優先課題を変えつつあるようです。「Gartner CEO and Senior Business Executive Survey Shows Technology Related Change Is a Higher Priority Than Ever Before(CEOと上級幹部の調査から技術関連の課題がかつてないほど重要に)」としてまとめました。

 

「成長」から「成長のメカニズム」へ、関心がシフト

 ガートナーは毎年、世界のさまざまな業種の約400人の企業CEOら幹部に、次の1-2年の最優先課題5つを挙げてもらうという調査を実施しています。最新分は2014年第4四半期に調査したもので、このほど結果を公表しました。

 従来通り、優先課題として最も多く挙がったのは「成長」。企業の成長は生存に不可欠なので当たり前とも言えますが、以前に比べるとウエートが下がっているようです。ガートナーは次のように記しています。

 昨年と比べると、課題は成長だ、とはっきりと定めることは少なくなった。このように成長課題重視が減りつつある背景には、成長に関心がないというよりも、成長につながるメカニズムへの関心が高まっているためだとみられる。

 つまり、単に成長を目標に掲げるだけでなく、その手段や方法に関心が向いているということです。

 

売り上げ、成長を可能にする技術に高い関心

 今回の調査のポイントは、2番目に多く挙がったカテゴリー「技術関連」にあります。技術にこれほど高い関心が寄せられたのは、調査開始以来初めてで、その高まりはドットコムバブル崩壊前の1999年以来といいます。このところ景気動向が不安定でIT投資を控えてきたということもありますが、クラウド、モバイル、ソーシャルなど革新的な技術トレンドが急速に広がって、企業も無視できなくなったと考えられます。ガートナーのアナリストの分析はこうです。… 続きを読む

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