海外IT動向ウォッチング 2015年4月~9月(第20回)

米で迷惑電話撃退コンテスト開催、優勝した技術とは

2015.08.31 Mon連載バックナンバー

 「DEF CON」(デフコン)は、世界のハッカー(この場合、犯罪者の意味ではなく、セキュリティを専門とする優れたプログラマーたちを指す)が集まる大イベントとして有名です。8月に米ラスベガスで開催された今年のDEF CONではFTC(連邦取引委員会)主催の「ロボコール撃退コンテスト」が開かれました。ハッカーのスキルと知恵を拝借しようという政府機関の試みです。消費者問題を取り上げる非営利ニュースサイの米Consumeristが「App Called RoboKiller Takes Top Prize In FTC’s Anti-Robocall Contest」(アプリ「ロボキラー」がFTCのロボコール撃退コンテストで優勝)」として紹介しています。

 

迷惑電話を撃退する技術を競う

 ロボコール(Robocall)とは、録音音声で一般家庭に電話をかけて商品勧誘などを行う自動電話のことです。スパムメールよりもっとぶしつけで、詐欺まがいのものも少なくないといいます。消費者の苦情も急増しており、米国では迷惑電話として以前から問題になっています。

 FTCのコンテストは「Robocalls: Humanity Strikes Back(ロボコール問題:人間の逆襲)」と題して、事前に参加者を募集。実際のロボコールから収集したデータを使って、かけてきた相手が人間なのか機械なのかを識別するプログラムを開発してもらい、DEF CONでデモをして、最優秀を決定するものです。

 最優秀賞は現金2万5,000ドル(約300万円)。また、選外佳作には1万500ドル、最終選考進出者にはそれぞれ2,000ドルが贈られます。賞金総額は5万ドルです。審査は、開発者が自分の開発した解決策の技術と特徴をわかりやすく説明できるかがポイントになるとのことです。

 

音声指紋でロボコールを識別

 このコンテストで最優秀賞を獲得したのは、… 続きを読む

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