海外IT動向ウォッチング 2015年4月~9月(第18回)

3Dプリンターで作る自動交通システム

2015.08.17 Mon連載バックナンバー

 3Dプリンターはさまざまなモノの手作りを可能にしましたが、まだまだ想像もつかなかったような使い方が出てきそうです。米ミシガン大学は、3Dプリンターで製造した自動運転車で、オンデマンドの交通システムを構築する研究を発表しました。同大学の新聞、ミシガンニュースが「U-M will test 3D-printed, autonomous “SmartCarts”(ミシガン大、3Dプリントの自動運転車”SmartCars”をテスト)」として伝えています。

 

Uberの自動運転車版

 ミシガン大学の研究者は、利用者が必要なときに自動運転車を呼んで、行きたい場所に行けるオンデマンドの交通システムを研究しています。「SmartCarts」と呼ぶプロジェクトで、現在、その可能性を検討している段階です。

 「研究しているのは(配車サービスの)Uberと同じようなシステムだが、低速の自動運転車を利用する点が違う」と電子工学・コンピュータサイエンスのエドウィン・オルソン准教授は言う。「SmartCartsの目標は、自動運転車を利用したオンデマンド輸送システムを構築するにあたってめの課題を理解することにある」

 自動運転車には、米ローカルモータースがカスタム製造した3Dプリンターカーが採用されています。研究者たちは1年間、自動運転の機能を調べるほか、ユーザーが配車を要求するスマートフォンアプリも開発する予定です。テスト作業は官民共同研究施設のテスト場で行われるとのことです。

 

公道より前に限られた敷地内で利用

 このプロジェクトの重要な課題の1つが、自動運転車の実用性です。ミシガン大のオルソン准教授は次のように述べています。… 続きを読む

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